これって運命でしょ？

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どういう訳か




結局一緒にお昼を食べてるキムテヒョン。




大きな口でパクパクと、
見てて気持ちがいいくらい。




「....コンビニ弁当って、美味しい？」




あんまり美味しそうに食べるから
つい聞いちゃった。




だって私、なんか苦手だから。




美味しくない訳でもないんだけど




美味しい訳でもないって言うか。




油っこくて微妙だし。




「....んー、美味しいと思えば
美味しいですよ？笑」




....ポジティブ。




「そういうもん....？」


「そういうもんです。笑」




若いっていいなぁ....。




とか言って、3つしか変わらないけど。




「えっと....Aさん、」


「なに....？」




キムテヒョンにしては珍しく、




ていうかまだそんなに知らないけど




モグモグしながら言いにくそうにしてる。




なんだ....？




「....えっとあの、」


「うん....？」




ごくん、ってお茶と一緒に飲み込むと




「朝....一緒にいた人、どなたですか....？」


「え...？」




朝....一緒にいた人？




「....ちょっと目付きの鋭い、」


「....ああ、」




ユンギの事....？




「あの人は、ミン・ユンギって言って私の同期」




プラス、元カレだけど




そこまで言う必要はないでしょ。




「....同期？」


「そう、なんで？」


「え、あの、なんか仲良さそうだった
っていうか、」




ていうかアンタ、ずっと見てたのね....？




「....まあ、仲悪くはないから否定しないけど」


「え...」




....なに？




なんか文句あんの....？




「....Aさん、彼氏いないって
言ってましたけど、」




そんな事まで覚えてるのか....。




「もしかして....好きだったりします？
ミンさんの事、」


「は」




なんかこの人鋭くない....？




いやいや、ユンギの事はもう好きじゃないけど、




「違いますか....？」


「違います」


「え」




え、って何よ。え、って。




アンタ私の事”好き“って言ったでしょ....？




ってなに言ってんの私。




「ホントですか....？」


「ホントです」


「じゃあ、攻めまくっても問題ないですね。笑」


「えっ」




なに急に。




....や、急じゃないか。





昨日、そんなような事も言ってた気が....。





「Aさん、好きです♪笑」


「っ！」








だからってこんなとこでそんな事言うなーーっ！





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