JUNGKOOK's Short Story

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「ジョングクくんちょっと待って苦しいから、」


「あ....」




勢いに任せて引っ張って来ちゃったけど




そうだった、A走ったあとで
息も整ってなかったんだった....。




「ごめん、大丈夫....？」


「....だいじょぶじゃないけど、大丈夫、っ」


「どっちだよ。笑」




どう見ても大丈夫じゃないけど。




「ごめん、焦りすぎた。ゆっくり行こう？」


「え....っどこに....？」


「俺んち」


「え」


「イヤだ？」


「え、や、あの、イヤじゃないけどでも、
なんでジョングクくんち....？」




.....また赤くなって。もう。




「....なんでも」


「え、」


「二人っきりになるには
ウチがちょうどいいんだよ」


「ちょうどいい、って、」


「誰もいないじゃん」


「っ」




あーあー、茹でだこみたいに真っ赤っか。笑




「やっぱり今日は、」


「イヤとかなし」


「え！」


「ほら、行くよ？笑」


「や、ちょっ、待....っ、」




いつまで経ってもAはこんな感じ。




だからなかなか二回目が出来ないんだよな....。




可愛いからいいんだけど。




いや、やっぱりよくない。




それがすべてじゃないけど




一回やっちゃったら




二回目が出来ないのって不安だから。




やっぱりイヤだったのかな、とか
いろいろさ。




悪い方にばっかり考えちゃうじゃん？




だから、今日はちょっと
頑張ってみようかなって.....。




アイツにちょっと妬いたのもあるし




Aには俺しかいないんだよ、って
わかってもらう為に。




....俺っていつからこんなに
欲張りになったんだろ。




だけど、好きなんだから仕方ない。




「ねえ、ジョングクくん....っ」


「何かされると思ってる？」


「えっ」


「なんにもしないよ。たぶんね。笑」


「え、いやあの、ジョングクくんっ？」




ウソだけどね。笑




「っ！」




立ち止まって、Aの唇にキスをする。




背が同じくらいって
不意打ちしやすくていいよね。笑




「ジョングクくんっ！ここ外....っ！」


「したくなっちゃったから。笑」


「....いじわる」






ホントに可愛い、俺のA。







でも、いつまでも可愛いだけなんて、
許さないからね？





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