ちょっと待って聞いてないっ！ 4

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テヒョンから、着いたよーって
LINEが届いて




家中の電気のチェックと




戸締まりをしっかりしてウチを出た。




「ん、今日もおっけい」




それにしても、テヒョンていろいろ
ルーズだと思ってたから




こうやって時間通りに来てくれるとか
ホント意外。




......なんでルーズだと思ってたんだろ？




イメージって怖い。




「あ、Aおはよ！笑」




自動ドアが開いた瞬間、




嬉しそうにおはよ、って言うテヒョン。




......可愛いとか思っちゃった。




「....おはよ。わざわざごめんね？」


「いいのいいの、ほら行こ？笑」


「あ、」




あっという間に繋がれちゃった手。




......あったかい。




「A、手ぇ冷たいね？」


「.....朝も水使うから、」


「あ、お弁当作ってるんだもんね？」


「ううん、お弁当は夜作っちゃうんだけど、
その残りでゴハン食べるから後片付けで、」


「え、お弁当夜作るの！？」


「うん、朝はバタバタするから」


「うわあ、Aやっぱりすごいや。笑」




.....そんなに覗き込まないで。




朝から近いってば......。




「.....Aまた照れてる？笑」


「......照れてないっ」


「Aって褒められるの弱いよねー。笑」


「だから照れてないって、」


「可愛い。笑」




......またそれ言う。




「学校行くまでにあったまるといいね？笑」




繋いだ私の手を、両手で擦ってくれたりとか。




......コイツ、意外と甘い。




テヒョンにとっては
普通なのかも知れないけど




私にとっては充分甘い。




.....困る。




「朝からAと一緒でめっちゃ嬉しい♪」




とか言っちゃうし。




だって、じょんぐくんもそう言ってくれたけど




こんなにきゅんとしなかった。




なんで......？




「もうー！毎日Aと学校行きたーい！」


「ちょ、テヒョンっ」


「ん？笑」


「ん？じゃないよ！声おっきいってば！」


「だって嬉しいんだもーん！笑」




だから、もーん！じゃないって......





それがテヒョンか。





可愛いかったり男の子だったりは
じょんぐくんと同じだけど





ちょっぴり違うと思うのは
同い年だからなのか......。





通常運転でほぼ5歳児だし。





じょんぐくんと違ってガッツリ素だし。






......ってなんでさっきから
じょんぐくんと比べてるんだろ。








「んふふ♪A大好き♡」









......もうやだこの人。





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