ちょっと待って聞いてないっ！ 4

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「......ちょっと提案があるんだけど、」




みんながお弁当を食べ終わったタイミングで
切り出してみる。




じょんぐくんもいるから、
話すなら今しかない。




あ、じょんぐくんは大丈夫だったみたい。




結構騒がれたらしいけど




女の子が遠巻きにキャーキャー言ってる
くらいだったらしくて




廊下ですごく見られてる気がしたけど
大丈夫です、って。




......気を遣ってるだけかも知れないけど。




「え、提案ってなに？」




......そうだった。




「....えーっとね？」




自分から、ってなんか言いづらいけど




やってみてもいいかなって思ったから。




「......日替わりで帰るだけじゃなくて、
朝と帰り、セットで日替わりか二日ずつとか、」


「え、」


「朝と帰り....」


「......Aちゃんはそれでいいの？」




スンアが気になってチラッと見ると




私がそう言ったのが意外、って顔してる。




「いいって言うか、もっとちゃんと考えたくて。
そうすると、日替わりで帰るだけじゃ
よくわからないから、一日か二日......
一緒にいた方がよく考えられるかなって、」




そう、これはソクジン先生に
アドバイスされた事。




先生は一週間ずつって言ったんだけど




さすがに一週間は長いかなって思って。




「......そういう事か、」


「なんかさ、朝も帰りもAと一緒なのは
嬉しいけど、その分待ちが長くない？」


「それは言えてます....」




......やっぱり。




「あとさ、自分の番じゃない時......
....そのまま取られそうでやだ」


「テテ....」




だけど、今のままでもよくないと思うんだ。




このままじゃ、3人を振り回してるみたいで
いやだし。




「......それ、いいんじゃない？」


「スンア....」




黙って聞いてたスンアが口を開いた。




「取られちゃったら取られちゃったよ。
それだけ努力が足りなかったって事でしょ？笑」




......すっぱり斬られたカンジ。




「それもそうだね。
スンアちゃんの言う通りだ。
Aちゃん、そうしよう？笑」


「え、ジミナそれでいいのっ？」


「うん、いいよ？僕、自信あるし。笑」


「へ」




だからジミンくんそんな事言いつつ
増量笑顔向けないで......！




「......じゃあ、俺もそれでいい！
俺だって自信あるもんね！」


「だったら俺もそれでいいです......！」





.....まとまった。







やっぱりスンアすごいわ......。





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