ちょっと待って聞いてないっ！ 4

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「......あの、先生？」


「ん？笑」


「えっと、その噂、職員室まで
広がってるとか......」




怖いけど確かめてみる。




念のためね。




「ああ、違う違う！
職員室までは届いてないよ？笑」


「......よかっ、」


「ただね？女子生徒がキャーキャー騒いでるから
どうしたのか聞いてみたら、」


「え」


「んーと....ジョングク君、だっけかな？
先輩と先輩を取り合ってて、可愛いんだけど
カッコよくてでもショックー！とかなんとか
言ってたんだよね。笑」




先生......聞いたの？




「それ、キミ達の事だよね？笑」


「......まあ、はい、そうです....ね」


「ジョングク君、て言う子がもう一人の子？笑」


「......はい、」


「ん〜、こんがらがってるね〜。
青春だね〜。笑」




先生、おもしろがってませんか......？




「ジミン君はその場にいなかったの？」


「......あとから来たんですけど助けてくれて、」


「白馬の王子様だね〜。笑」




......だから先生？




「.....じゃあ、まだわからないのかな？」


「え...」


「まだ誰が好きなのか、わからないの？」


「......はい」




急に真面目にならないでよ......。




「で？今回は何に悩んでるの？
周りから予想外に騒がれて
どうしよう、って感じかな？笑」


「え...」




先生ってホント、心が読めるの......？




「図星？笑」


「......まあ、はい」


「Aちゃんはホント、
わかってない感じだね〜？笑」


「う....」




だって、わかんないものはわかんないんだもん。




「......あの、」


「ん？笑」


「......あれから結構いろいろあったんですけど、」


「まさか、大人の階段昇っちゃったとか、」


「違いますっ！」


「あははっ、だよねびっくりしちゃった。笑」




私もびっくりだよ！




ソクジン先生ってなんなの......！？




「ごめんね？それで？笑」




......もう。




「......なんか、3人とも前よりもっと
積極的になって来たっていうか、」


「....うん」


「おかげで、3人の事男の子として
意識し始めたっていうか、」


「え」


「え....？」




私、変な事言った......？




「Aちゃん......キミさ、」


「......はい？」


「今まで3人の事男の子として
意識してなかったの....？」


「......はい」


「うわあ、そこからか......」








ソクジン先生、頭抱えちゃった......。





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