ちょっと待って聞いてないっ！ 4

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......なに今の。




グク、やりすぎだろ。




テテじゃないけど、




窓から飛び降りてソッコー剥がしたかった。




「なにお前たち四角関係なわけ？笑」


「え、なに四角って。
俺三角までしか知らないよ？」


「3人でキムA取り合ってんだろ？
四角じゃん。笑」


「あ！なーる！」




テテは能天気でいいよな.....。




ていうか、テテみたいに全部表に出せたら
どんなに楽か。




べつに、わざと自分を出してないわけじゃない。




どういうわけか、




昔からなんでも“いいよ”、って言っちゃって




ホントは全然これっぽっちもよくないのに。




だから、今回はもう自分の気持ちは隠さずに




テテとグクに正面切って立ち向かおうと
思ったけど




やっぱり“いいよ”って言っちゃう僕がいて。




Aちゃんを譲る気なんて全然ないし




二人っきりにもさせたくないのに。




どうすればいいのか全然わかんない。




だって、テテもグクも、




今はライバルだけど大事な友達だから。




......だから、折れちゃうのかな。




“いいよ”って言っちゃうのかな。




Aちゃんに気持ち伝えたのは、
間違いだったのかな......。




Aちゃんが、“ジミンくんが彼氏だったら”、
みたいな事言ってくれるから




ついつい顔に出てバレちゃったけど




ホントは、顔に出したのも
いけなかったのかな......。




なんて、今更ネガティブになったって
しょうがないけど




Aちゃんを困らせてるのは事実だし




かと言ってもうあとにも引けない。




テテとグクに負けたくなくて




柄にもなく迫っちゃってるけど




ホントは僕だってドキドキしてる。




だけど行動に出さないと




あの2人には勝てる気がしないから




余計にAちゃんを困らせてるって
頭ではわかってても




どうにも出来ないのが辛いところ。




せめて、2人でいる時くらいは
僕の事考えて欲しいから
これからも迫っちゃうと思うけど




少しでもAちゃんの心に
引っ掛かって欲しいから。




僕自身、あんなに迫っちゃって
どこまで我慢出来るか自信ないけど




でも、ホントに好きなんだ。




こんなに好きになった女の子は





.....Aちゃんが初めてだから。






だから、ごめんね？








困らせちゃうけど、許してね.....？





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