ちょっと待って聞いてないっ！ 4

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「俺もね？さっきみたいな事すると
大変な事になっちゃうのがわかったから
もうしない！笑」


「へ」


「でもやっぱりちゅーはしたい.....」




いやちょっと待って......！




「ちゅーしたらさっきみたいになるんだから
絶対だめだしそもそもジミンくんたちと
しちゃだめって言ってる時点でアンタも
だめでしょ！？」


「あれ？そっか......ってえ？そうなの.....？」


「そうだよっ！」




なんで私が言わなくちゃいけないんだー！




ていうか思い出しちゃったじゃーん！！




「とにかく！今日はもう帰って！
手伝ってくれてありがとう助かりました！」


「え、俺スッキリしたから
もう大丈夫だよ？笑」


「......」




なにがーーー！？




「もうテヒョンやだお願いだから帰って！」


「え！なんでよ！大丈夫だってば！」


「大丈夫って言ってるヤツに限って
大丈夫じゃないの！」


「A！」




テヒョンの腕を引っ張るけど




踏ん張ってるからビクともしないーー！




「だいたい、人んちのトイレで
スッキリした、ってなにやってんのよ！？」


「え」


「あ」




.....いけない、つい。




「A、知りたいの......？」




赤くなるなーーっ！！




「いらないっ！知りたくないっ！
今のなしっ！」


「え、知りたくないの....？」


「知りたくないよっ！」


「なーんだぁ、残念」


「残念じゃない！いいから帰ってってば！」




もう勘弁してください。




こうしてる間にもドキドキが止まらなくて




心臓がもちそうにない.....。




なんで.....？




テヒョンだよ......？




「もう〜、しょうがないなぁ....」


「ぅわ、」




急に立ち上がるから




テヒョンを思いっきり引っ張ってた私は
バランスを崩した。




「....っと、大丈夫？笑」




だけど、逆に私の手を引っ張ってくれたから




転ぶ事は、なかった......けど。




「最後にぎゅってしたら帰る。笑」


「っ、」




そう言ったテヒョンに




またしても抱き締められてるバカな私。




「....A、大好き。笑」




......もうわかったから、そんなに言わないで。




テヒョンにこんなにドキドキしたりして




私、おかしくなっちゃってるじゃん.....。




「.....それじゃあ今日は帰るね？
お手伝いあったらまた呼んで？笑」





......”また“は絶対ない。







テヒョンは私をパッと離すと








信じられないくらいあっさりと帰って行った。





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