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そう言えばジミンくん強制連行しちゃったけど
今日はジミンくんでいいんだよね......?
「ジミンくん、」
「ん?」
って私、ジミンくんの手握っちゃってる.....。
「......ごめん、」
パッと手を離したけど
「どうせ繋いで帰るんだからいいのに。笑」
「え....」
......なに、それ。
またきゅんとしちゃった......。
「ほら、帰ろう?笑」
今度はジミンくんに手を取られて
一旦止まった脚は
ジミンくんが歩き出した事で
また動き始める。
ジミンくんに手を引かれて降りる階段。
なんか、いつもと違う気がするのは
気のせいかな......。
「......昨日、テテに譲っちゃったから
長かった。笑」
ジミンくんがそう言って振り向く。
「長かった.....?」
「うん。やっとAちゃんと帰れる。笑」
「っ」
......やだもう。
なんでそういう事言うのよ......。
「少しでも一緒にいたいから、
家まで送るね?笑」
「......うん、ありがと」
しかも、なんで素直に返事してるんだろ、私。
やっぱり、ジミンくんだけ何かが違う。
昇降口に着いて、二人して靴を履く。
「......そう言えば、
ジミンくんてローファーなんだね?」
どうでもいい事なんだけど
この雰囲気に耐えられなくて
そんな事を聞いてみる。
「うん。ずっとスニーカーだと
中学の延長みたいでいやだったから。
気持ち切り替えるためにね。笑」
「へえ....」
そうなんだ。
「Aちゃんは?」
「え......っと、私は、
ローファーの方が可愛いかなって、」
「そっか。女の子らしい理由だね。笑」
......逆効果。
増量中の笑顔を向けられて
結局耐えられなくなってる......。
それに、“女の子らしい”とか
なんかくすぐったい......。
「行こう?笑」
「ん、」
ジミンくんに手を繋がれて、昇降口を出る。
しばらく黙って歩いてたけど
ジミンくんが振り返ったかと思ったら
「......テテが見てる。笑」
そう言って、楽しそうに笑った。
「テヒョン....?」
ジミンくんと同じ様に振り返って見てみると
教室の窓を開けて、
頬杖をついてこっちを見てるテヒョンがいた。
何やってんの......。
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みんみん(プロフ) - りえさん» ですよね!(笑)マンネラインに取り合いされてみたいですよねぇ♪願望詰め込んでお送りしてます(笑)ありがとうございます!頑張ります♪ (2017年1月12日 23時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 迷うのわかります!(笑)マンネラインに取り合いとかされてみたい願望がフツフツと(笑)みんみんさんこれからも頑張って下さい♪楽しみにしてます^^ (2017年1月12日 23時) (レス) id: e8c74cce8b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - りえさん» りえさん、ありがとうございます!続きは明日のお楽しみです♪主ちゃんがぐるぐるしてるばっかりに進みが遅くてすみません!だけど迷っちゃうんですよねぇ...私も←笑 マンネラインヤバいですよね、困ります(^_^;)4章も是非!よろしくお願いします♪ (2017年1月12日 22時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - もぉ続きが気になって気になって仕方ありません!テテペンのあたしはテテ応援したいとこですが…マンネラインやばいですね(照 (2017年1月12日 22時) (レス) id: e8c74cce8b (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - アングクさん» マンネラインが相手じゃ悩みますよね(笑)私も悩みまくりです← アングクさん、ありがとうございます!更新頑張ります♪ (2017年1月12日 14時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2016年12月28日 22時