ちょっと待って聞いてないっ！ 3

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電話番号教えて、
ついでにLINEのIDも交換すると




じょんぐくんは嬉しそうに笑って、




また来週、って




大きな両手で私の手を握ってから帰って行った。




じょんぐくんもグイグイ来るよなぁ......。




あの子ホントに年下？




「A！俺とも交換！」


「は？」


「グガとだけなんてずるい！
俺ともLINE！んで電話番号も教えて！」




聞いてたの......？




「Aちゃん、ごめんね......？笑」




ジミンくん、苦笑い......。




「止めたんだけど聞かなくて......。笑」




......覗いてた、ってわけですね。




「ジミンくんありがと。
でもジミンくんが悪いんじゃないから
謝らないで？笑」


「そうだった。またやっちゃった。笑」




うぅ......増量眩しい......。




ドキドキする......。




「俺も悪くないっ！そこは仲良くしないっ！
連絡先教えてっ！」


「テテ......。笑」




ホント、騒がしいヤツ......。




でも、じょんぐくんだけに教えるのは
ずるいもんね。




「......教えるから安心して？」


「やった！笑」




そんなに嬉しいもんなの......？




2人にアプリ起動してもらって、
順番にふるふるした。




「あ！来た♪」


「....僕も。ありがとう、Aちゃん。笑」


「どういたしまして。笑」




それぞれのLINEに電話番号も送った。




「これで毎日電話出来るー！笑」


「えっ」


「テテ、さすがに毎日は、」


「え、だめ？」


「だめに決まってるでしょバカ」


「えっ」


「Aちゃん....。笑」


「.....あ、つい」




だって、毎日なんて
全然休まらないじゃんね？




しかもテヒョンとなんて......。




「じゃあたまににする。それならいい？笑」




たまにもやだけど。




「.....一週間に一回くらいなら」


「え！なにそれ！」


「学校で毎日喋ってるんだから、
それくらいでよくない....？」


「よくないよ！
一年365日毎日Aの声聞きたい！」


「え」




冗談はやめて.....！




「私は聞きたくない！」


「俺は聞きたいから毎日掛ける！」


「着拒するからいいもんね！」


「なにそれひどいっ！」


「ひどくないっ！」




ジミンくんが肩震わせて笑ってるのが
目に入って




あーあ、またやっちゃってる、
って思うけど。





「ジミンくん、帰ろっ！」


「....え、Aちゃんっ？」


「え！Aっ！？」







逃げるが勝ちー！





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