ちょっと待って聞いてないっ！ 3

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「Aちゃんがわざわざコップ洗ってくれたの。
お礼言って？笑」




ジミンくん、2人の扱い慣れてる......さすがだ。




「え、そうなんですか？」


「べつにいいのに！」


「あー、どれが誰のだか
わかんなくなっちゃって、」




ジミンくんにしたのと同じ説明をしてみる。




「ヌナ優しい.....」


「へ」


「うん、A優しい。ありがと！笑」


「ありがとうございます。笑」


「え.....や、そんな、」




逆に照れるじゃないの......。




「はい。て事で持ってこう？笑」




ジミンくんまとめるの上手い......。




今更だけど......。




「Aちゃんも行こ？笑」


「......うん。ありがと」


「......うん。笑」




なんか、ジミンくんがもっと
近くなった気がする......。




ていうか、心臓静まれ。




「Aー！」


「なにー？」


「今度は俺の隣座って？笑」


「え」


「ジミナとグガばっかりずるい！」


「......わかった」




ドキドキする胸を抑えつつ




今度はテヒョンの隣に座る。




......と。




「ちょ......っ！」




また抱き着かれてるーっ！




「テヒョン離してっ！」


「やだっ！」


「こらテテ離せっ！」


「絶対やだっ！」


「テテヒョンずるいですっ！」


「うるさいっ！」




ちょっと待ってまたしても不意を突かれたから
バランスが......！




ていうかいい匂い勘弁してー！




「っ！」


「あ」


「え」


「わ」




......あり得ない。




テヒョンを剥がそうとしてくれた
ジミンくんとじょんぐくんまでが......




私の上に乗っかっちゃってるーー！！




「......重いっ！くるし......っ、退いて.....！」




ていうかテヒョンと密着しまくり！




隙間がなーーいっ！




「......A、ごめっ、」


「Aちゃんごめん....っ！」


「ヌナごめんなさ....っ！」


「.....は、っ」




生き返った.....。




って、あれ.....？




なんでみんな固まってんの？




「Aちゃん....」


「ヌナ......」




え.....なに？




「......Aやば、」


「は......？」




恐る恐る、頭を起こして見てみると




倒れて潰された拍子に、なのか




オーバーサイズのパーカーがズレて




......おなか、出ちゃってる。




「ちょっと見ないでそこ退いてっ！！」






まだ床ドン状態だったテヒョンを押し退ける。








もうやだ信じらんなーーい！！





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