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結局、授業中にも戻って来なかったテヒョン。




これはもう保健室確定だ、って事で




ジミンくんと二人、
連れ立って保健室へやって来た。




コンコン




「失礼します」


「失礼しまーす......」




ジミンくんに続いて中に入ったけど




......あれ。先生いないのかな。




「先生、いないみたいだね?」


「うん」




先生がいない保健室は、なんだか居心地が悪い。




って、普通は先生いた方が、だよね。




わかってる。私変わってるから。




「Aちゃん、」


「ん?」


「ベッド両方使用中なんだけど、
女の子が寝てたら困るから
Aちゃん覗いてもらってもいい?」




......なるほど。




気遣いの人だ。




「わかった。いいよ。笑」


「ごめんね?ありがとう。笑」




はい、ジミンくんの笑顔の為なら
なんでもします。




まずは手前のベッドから......。




......あら、可愛い女の子。




失礼しました......。




ジミンくんに首を振って違う事を伝えると
もうひとつのベッドへ。




これでテヒョンがいなかったら




じゃあどこに行ってるんだ、って話になるから
テヒョンで間違いないと思うけど




念のため、そ〜っとカーテンを開ける。




......いた。




気持ち良さそうに寝てらっしゃるけど。




ジミンくんに手招きすると




「テテ......?」




私の隣に来て、心配そうに覗き込む。




「......これ、どういう理由で寝てるんだろ」


「ん.....?」




ジミンくん、どういう意味......?




「おなかの痛みが治まって落ち着いてるのか、
......ただ単に寝てるのか」


「え」


「だってさ、ぐぅぐぅ寝すぎじゃない?これ」




......たしかに。




「テヒョーン......?」




近付いて、声を掛けてみる。




「......ん」




お。動きはしないけど反応あり。




「キムテヒョンくーん......?」




なんか楽しくなって来て、
今度はほっぺをつんつんしてみる。




「テヒョンくーん、朝ですよー.....?」


「......んあ、」




テヒョンの目が、うっすら開いた。




......と思ったら。




「......Aだぁ♪」


「っ!!!」


「テテ......っ」




両腕が布団の中から出て来て




私の首を、ガシ!っと引き寄せた。




「ちょっ、テヒョン......っ」




隣に女の子が寝てるから、
下手に大声出せないし





ていうか、朝の比じゃないくらい近いっ!







ジミンくん、助けて......っ!





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みんみん(プロフ) - ???さん» ???さん、ご意見ありがとうございます!前にも同じご意見頂いた事あるんですが、名前付けないのがポリシーなのでお許し下さい...!喋り方等でわかるように書いてるつもりですが、私の力不足ですね...精進します!今後ともよろしくお願いいたします(*^^*) (2017年4月5日 12時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
???(プロフ) - 喋る人の名前書いて頂けたら有難いです! (2017年4月5日 12時) (レス) id: 42f637b12a (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - Rさん» Rさん、ご指摘ありがとうございます!全然気が付いてませんでした(*_*;たまにやってしまうんですよね...以後気を付けます! (2017年2月5日 6時) (レス) id: 98e1ff1df0 (このIDを非表示/違反報告)
R - 30話がないのですが(>_<) (2017年2月5日 2時) (レス) id: a34d4dbdca (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - リアさん» リアさん、コメントありがとうございます!3人がそれぞれ攻めて来るので、それぞれにドキドキして頂けると嬉しいです♪ (2017年1月28日 20時) (レス) id: 98e1ff1df0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みんみん | 作成日時:2016年12月6日 22時

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