ちょっと待って聞いてないっ！

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「A、ごめんっ」




私たちが教室に戻ってから十数分後




いつの間にか戻ってたテヒョンに




突然謝られた。




「え、なに......？」


「Aちゃんさっきはホントにごめんね？
テテには騒がないようによーく言ったから、」




......ああ。




ってジミンくん、謝らなくていいよって
言ったのに。笑




「ジミンくんまた謝ってる。でもありがと。笑」


「......あ、そうだった。ごめん。笑」


「ほらまた。笑」


「あー......だめだね、ホント。笑」




二人で笑い合ってたら




「二人で仲良くしないで.....」




あ......テヒョン。忘れてた。




「あ、テテごめん、」




ジミンくん、いい人すぎるよ......。




「そうやってAが誰かと仲良くすると、
俺......胸の奥がぎゅうっとして
Aを誰にもあげたくないって思っちゃって、」


「テヒョン......」




......やだなにそれ。




私の方こそ、胸がきゅんとしちゃったよ。




.....いやいや、だから気のせいだって。




「......だから、俺の事好きになって？」


「え.....」


「おいテテ、」




ちょっと待ってなんで告白みたいになってんの？




「今はそうじゃなくて、
Aちゃんに迷惑掛けた事を謝るんだろ？」


「......あ、そうだった。つい。笑」




つい、じゃないよ......！




無駄にドキドキするからやめて......！




「A、さっきはごめん。
なるべく騒がないように気を付けるから、
明日からもまた一緒にお昼食べよ？笑」


「......うん。気を付けてくれるなら、」




......やっぱり私はテヒョンに甘い。




「ありがと！だからA大好きっ！」


「ぅえっ....！」




また抱き着かれてるーー！




「テテ！言ったそばから！」


「だってA可愛いー！」


「ちょ、テヒョンっ」




意味わかんないんですけどーー！




「......もう付き合ってらんないわ」


「あ、スンアっ」




ちょっと助けてよ！行かないでーー！




ていうか苦しい......！




「テテ、離せってば！」


「やだ！」


「やだじゃないよ、コラっ」


「ね、苦しいから......！」




私がそう言うと、腕がちょっとだけ緩まった。




「じゃあ、俺の事好きになってくれる......？笑」




私の首に腕が巻き付いたままこっちを見るから




テヒョンの顔が近い......。




じゃなくて！




「......今はそれ関係ないでしょー！？」







お願いもう勘弁してーー！！





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