ちょっと待って聞いてないっ！

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「あ、Aせんぱーい！笑」




待ち合わせ場所に行くと




私に気付いたじょんぐくんが




これまた可愛く手を振ってくれる。




「グクには僕たちが見えないのかな。笑」


「俺も手ぇ降ってやる。グガーーーっ！」




テヒョンは負けじとぶんぶん振り出した。




......どんな対抗心だ。




「......やっぱり可愛いね？ぐっくん」


「......お」




スンアがこう言うのめずらしい。




美人でモテるくせに
男の子にあんまり興味ないんだよね。




.....もったいない。




「グクお待たせ。場所、ありがとうね？」


「こらグガ！俺たちもいるんだぞ！」


「秘密の場所じゃないけど
高いとこでもないから、
ここがいいかなって。笑」




じょんぐくんスルー......たいしたもんだ。




そう言ったじょんぐくんが指差したのは




「コミュニティルーム......？」


「はい。空き教室改装して、
お弁当食べたり出来るんです。笑」


「....こんなのあったっけ？」


「今年から出来たみたいです。
使ってるのもほとんど1年ですよ。笑」


「へぇ....」


「......ぐっくんナイス。笑」




スンアが感心して、
じょんぐくんに笑い掛ける。




「あ......えっと、」


「あ、彼女は、」


「私はスンア。この3人と同じクラスね。
よろしく、ぐっくん。笑」




ジミンくんを遮って




さらっと自己紹介したスンア。




「......よろしく、お願いします」




......人見知り発動。




ジミンくんの後ろに隠れちゃった。




だけど、じょんぐくんの方が大きいから




隠れきれてないのが可愛い.....。




「スンアちゃんもいい子だから
仲良く出来るよ。大丈夫。笑」




じょんぐくんの腕をぽんぽん叩くジミンくんは




すごくお兄ちゃん感出てる.....。




「ね、どうでもいいけど早く食べよ！
おなか空いちゃったし時間なくなる！笑」




コイツは......。




ちょっとはじょんぐくんを気遣いなさいよ。




「そうだね、とりあえず入ろ。
ほら、グク。笑」


「......うん」


「じょんぐくん、
新しい友達作るチャンスだよ？笑」


「.....はい。笑」




ひー。




はにかんだ笑顔、凶器だ......。




「取って食ったりしないから大丈夫よ？笑」


「え」


「スンア....っ」





横からひょっこり顔出したスンアだけど






......それ、逆効果だよ！








じょんぐくん固まっちゃったじゃーん！





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