85 ページ35
.
「こんちはー」
夕方、インターホンが鳴った直後、
お兄ちゃんの声がした。
「あ、ユンギ来た♪」
え......？
ソクジンが呼んだの......？
ソクジンに付いて玄関へ行くと
何やら袋を持ったお兄ちゃんが
......腕組んで仁王立ちしてた。
「お兄ちゃん......？」
「ユンギありがと。笑」
「へ」
被せ気味に、
お兄ちゃんにお礼を言ったソクジン。
どういう事......？
「ほれ、お前のだよ。
んで俺が持って来なきゃなんねぇんだ」
ブツブツ文句言いながら
持ってた袋を私に差し出した。
「私の......？」
なんだろ......？
「Aの着替えだよ。ユンギにお願いして
持って来てもらったんだ。笑」
私の、着替え......？
「....え！！」
ちょっとなんでお兄ちゃん......っ！？
「おい、持って来てやったのに
ひったくるとは何事だよ......！」
.....ヤバい。
お兄ちゃん怒らすとあとが怖い......。
「だって、着替えとか言うから......。
ごめんなさい、ありがとう」
「......わかればいいんだよ、わかれば」
「やっぱり仲いいなぁ。笑」
「「どこが......！」」
「またハモったー♪」
なんでそんなに楽しそうなんだ......。
いつものソクジンだから、いいんだけど。
「ソクジーン？ユンギくん来てるのー？」
「うん、来てるよ！」
「じゃあちょっとソクジン来てー！」
「はーい！....ちょっと待ってて？笑」
おばちゃんに呼ばれて
ソクジンがいなくなった途端、
「で、どうだ？」
「なにが？」
「ヒョンと」
「え」
お兄ちゃんにツッコまれて
思わず動揺しちゃった......。
「......んで赤くなってんだよ。
おい、なんかされたのか......？」
「え、いや、別に、」
「ウソつけ。なんかあったんだろ？」
......さっきまで、お兄ちゃんに助けて欲しいと
思ってたのに。
や、心配してくれてるのはわかるんだけど、
「えっと、だいじょぶ......！」
「は？」
お願い、そこはツッコまないで......！
「おい、何がだいじょぶなんだよ、」
「ユンギお待たせ！
母さんがこれ持ってって、って。笑」
「あ？......おう」
......助かった。
「ユンギありがとね？
A、あとちょっとだけ借りるね？笑」
「......ん」
ソクジンの笑顔に、渋々帰ってった。
ごめんね？お兄ちゃん......。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みほ - 二章はまた違ったきゅんきゅんと！この何ですか笑！切ないというか、胸がぎゅーです笑！すごく面白いです！三章も楽しみすぎてもう朝なっちゃいました笑！眠れませんな笑！楽しみでしょうがないです！三章も読ませてください！ (2018年2月18日 5時) (
レス) id: 7c5dee4cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ほそくペンさん» ほそくペンさん、ありがとうございます！そう言って頂けて本当に嬉しいです！引き続き3章もよろしくお願いします！レス遅くなってすみませんでした！(T_T) (2016年11月27日 17時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - yoengmiさん» yoengmiさん！ご迷惑お掛けしてすみませんでした！いえいえ、私も注意して見てればよかったのですが...以後気を付けますね♪レス遅くなってすみません！今後ともよろしくお願いします！ (2016年11月27日 16時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
ほそくペン - きゃー(>_<)ほんとに面白いですっっ。ドキドキほんとに止まらないしワクワクします！！次も楽しみです (2016年11月22日 6時) (レス) id: a07c6e7d2b (このIDを非表示/違反報告)
yoengmi(プロフ) - いや！みんみんさんは悪く無いですよ〜〜！試して見ますね(｀_´)ゞいつもキュンキュンをありがとうございます〜応援してますっ！ (2016年11月21日 21時) (レス) id: 5298463368 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みんみん
| 作成日時：2016年11月11日 22時
