拾われたボク 3

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......どうしよう、なんで？




こんなつもりじゃなかったのに......。




思いがけずソクジンくんに告白されて




抱き締められたのに拒否出来なくて




だから、無性にジミンくんに会いたくなって




抱き締めて欲しかっただけなのに。




私はジミンくんのものなんだって




安心したかっただけなのに......。




......ジミンくん、怒っちゃった？




私、嫌われちゃったの......？




ジミンくんに隠し事はしたくなかったから
言ったけど




言わないほうがよかったの......？




「......どうしよう」




情けない事に、声が震えてる。




だって、ジミンくんを失いたくない。




誰かを好きになって




こんなに幸せな気持ちをくれたのは




......ジミンくんだけなのに。




「....やだ......っ」




どうしよう。




ホントにどうしよう。




「ジミンくん......っ」




いくら仲のいい友達とは言え




一瞬でも、拒否出来なかった事を
謝りたかっただけだったのに......。




震える手で電話を掛けてみるけど




いくら呼び出しても出てくれない......。




「......っ、どう、しよ」




こんな事で終わりたくないよ......。




そう思って




しつこいかと思ったけどもう一度掛けてみる。




......けど、今度は『お掛けになった電話番号は...』
って、ガイダンスが虚しく流れるだけ。




私と、話すのも嫌......？




何も、電源切らなくたって......。




「....ジミン......っ」





もう、嫌な考えしか浮かばなくて






スマホを握りしめたまま







......その場で泣く事しか出来なかった。





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