120 ページ21
.
「Aさん、年上だと思わないでって
言ったのに、」
「言ったけど、こういう事はまた別だよ....」
もう、変なとこ気にするんだから。笑
「そんなの、結局は僕だって
その気になっちゃったんだから......」
うう......やっぱり口にするのって恥ずかしい。
「その気になってくれたの......?」
「......そうは、思わなかったですか?」
質問に質問で返しちゃったけど
わかってもらえてなかったらかなりショック。
「そう思わなかった訳じゃないけど、」
「僕だって欲しいと思う気持ちは一緒だし、
だけど、そういう時どうしたらいいのか
わかんなくて、」
「ジミンくんごめん」
アイスの棒を握ってる僕の指先に
いつの間にか食べ終わってる
Aさんの指が絡む。
「......私もね?自信がないの。
ジミンくん慣れてないのにグイグイ行っちゃって引かれてないかな、って」
Aさんにそんな思いさせちゃってたなんて
......ヘタレな僕のせいだ。
「.....ごめんなさい」
「......だから、」
「ううん、僕が悪いんです。ビビっちゃう僕が」
「ジミンくん......」
溶けて来たアイスが二人の指を伝い始めて
「とりあえず、食べちゃって?笑」
そう言って力なく笑って
自分の指に伝ったアイスを舐めるAさん。
......ほら、そんな仕草にまで
ドキドキするんだから
僕だってホントは相当だ。
残ってたアイスをふた口くらいで食べ終わると
ウェットティッシュを持って来てくれた
Aさんが
僕の手をキレイに拭いてくれる。
思わずその手を掴んで引き寄せると
ちゅ、って音を立てて
短いキスをした。
「ジミンく、」
「ホントは、いつだってこういう事したいって
思ってるんです......」
恥ずかしかったけど
思い切って言ってみた。
だって、変わらなくちゃ。
Aさんのために......。
「ジミンくんも......私と一緒....?」
「.....うん、一緒。笑」
「......よかった。笑」
「わ....っ」
Aさんが急に抱き着いて来たから
勢いに耐えられなかった僕は
Aさんを抱えて後ろへ倒れちゃった。
......やっぱり僕って情けない。
.
2490人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未緒(プロフ) - 一気に読みました(^-^)!! 最高です!! (2019年5月7日 20時) (レス) id: ca2378829e (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» それはね、意地悪キャラとか嫌な人キャラが書けないし書きたくないからで...笑 でも、みんな大好きだから愛を込めてるのは確か!だから、そう感じてもらえて嬉しいな♪あww例のヤツね?かしこまりました!いつか必ず...♪今回は嬉しいコメントをたくさんありがとう! (2017年11月26日 18時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» わーん!嬉しーい!(>ω<)♪何気付かれちゃったのかとビビったけどありがとうございます!笑 そこはね、とっても拘ってるところだからそう言ってもらえるとめっちゃ嬉しい!その場面をいかにわかりやすく伝えられるか、日々頭を捻ってます!笑 (2017年11月26日 18時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» ジョンファさん、いらっしゃいませ!笑 何度も読み返してもらえて感激です♪いいでしょ?ただの歳下じゃなくて大学生ってのが!笑 妄想万歳です\(^o^)/← (2017年11月26日 18時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ジョンファ(プロフ) - それにさ、みんみんさんが描く登場人物には愛が感じられるよ!ジンにしたって、テテにしたって、『いいやつ』ぢゃん!(^w^) 今度はさ、ヌナ呼び&呼び捨て(私の好きなヤツ)をジミンちゃんにしてもらいたいなぁ〜(//∇//)(願望です!) (2017年11月25日 20時) (レス) id: 7527a047c0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みんみん | 作成日時:2016年9月30日 22時