拾われたボク 3

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頭ではだめだ、って思ってるのに




好き同士なんだし




なんなら付き合ってるんだから何がだめなんだ、




って思ってる自分もいて




気が付いたら




Aさんをソファに押し倒してて




......上に乗っかっちゃってもいた。




だけどもう止まらなくて




まだ明るいのに、とか




恥ずかしい、とか思ってたのが
全部どっかに飛んでっちゃって




さっきまであんなに戸惑ってたのが嘘みたいに




Aさんをひたすら求めてる。




......いつもの事だけど、




僕のこんなキスにも応えてくれて




僕が触れるたび吐息が零れて




嬉しくない訳がない。




でも......単純な僕はすぐに調子に乗っちゃうから




Aさんにひどい事しないか、すごく心配。




だけど、Aさんは
そんな事どうでもいいみたいに
僕を受け入れてくれる。




「......だいじょぶ、？」


「ん.....だいじょぶ、だから......もっと、」




たまに心配になって聞いてみても




こんな返事しか返って来ない。




だから僕は、また調子に乗る。




......エンドレス。




だって、どうしたらいいのか
加減がわからない。




僕がしたいようにしても、いいのかな....？




「....Aさ、んっ、も....いい？」


「ん....っ、まだ、だめ、」




......かと思えば焦らすし。




仕返しじゃないけど




ほんのりピンク色に染まった
白い肌が綺麗だったから




思わず、胸元に強く吸い付いた。




「んっ、」


「......あ、ごめ、」


「....平気。笑」




痕......付いちゃった。




僕のもの、っていう印みたいで




ちょっぴりくすぐったい。




だけどもう、そんな事も言ってられない。




Aさんが欲しくてたまらない。




「......ごめ、っもう、無理....っ」


「ぁ......っん、いいよ....っ？」




その言葉を聞いて




深い場所に潜っていく。





......ひとつになれる幸せ。






ありがとう、Aさん......。







大好き。





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