僕のヌナ。~2nd Season~ 3

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「......ジョングク、くん」


「だめ」


「うー......ジョングク......っくん、」


「惜しい......！」


「ねえ、無理だってば、」


「だめ！もう一回！」




こうなったら何がなんでも呼んで欲しくて




意味があるのか、ただ今特訓中。




「........ジョングク......っ、」


「お！イケそう！」




だってさ、ずーっと“ジョングクくん”
って呼ばれてて




別に全然いいんだけど




でもやっぱり呼ばれてみたい。




ジョングク、って。




「ね、”ジョングク”って呼ぶなら
”グク“の方が呼びやすくない？」


「ヌナ、普通に呼んでるじゃん」


「へ？」


「今のもう一回言って？」


「え......“ジョングク”って呼ぶなら
”グク“の方が........あ。」


「はい、俺の名前だけ切り取って？笑」


「........ジョングク、」


「ふふ、なあに？笑」




俺の顔、今盛大に緩んでる。




「そんなに嬉しい？」


「うん、嬉しい。笑」


「......ジョングク」


「うん。笑」


「......ジョングク、大好き。笑」


「ちょ！ヌナそれだめ！」


「え〜、なんで？笑」




......俺で遊んでる。




「そんな可愛い事言ったら襲うよ！？」




仕返ししてやれ、と思ったのに。




「ふふっ、いいよ？ジョングク♪」


「え」




更に遊ばれて、ドキっとしてる俺。




くっそぅ......ヌナめ。




なんか変な闘争心が芽生えて来ちゃった。




「......いいの？」


「え......ジョングクく、」


「いい、って言ったの、Aだからね？」


「え？いやあの、」




俺がその気になると思ってなかった、
って顔してる。




......甘いよ、ヌナ。




俺はヌナにだったらいつでもどこでも
その気になれる。




男はね、っていうか俺はね、




いつだってヌナを抱きたいと思ってるんだから。




「......A、」


「......ちょっと、待っ」


「待たないよ？」





だってもうスイッチ入っちゃったもん。






浮かれた男をからかった罪は
重いんだからね？笑





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