僕のヌナ。~2nd Season~ 3

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「......え、もう行っちゃうの？」




起き上がった私に、
寂しそうな声を出すジョングクくん。




「だって、ごはん作らないと
遅くなっちゃうから、」


「いいよ、ちょっとくらい」


「だーめ、もうとっくに7時回ってるんだから」


「いいよ。今日はごはんよりA。笑」




笑顔は可愛いのに




私の腕を掴む手は男らしい。




「そういう訳にいかないから。続きは後で、」


「だめ、今。もう一回シよ？」


「え」




......出た。




いついかなる時でも1回じゃ済まない
このパワー。




だから捕まる前に逃げようと思ったのに......。




「たくさんシて、確率上げないと。ね？笑」


「っ」




それを言われると弱い......。




子作りって大変だ......。




「......なーんて言うのは建前で、
ホントはただAが欲しいだけ。笑」


「え......わっ、」




掴まれてた腕を引かれて




再びベッドへ沈められる。




「っジョングクくん、それなら後でも、」


「やだ、今がいいの。笑」


「え、ちょっ......ねえ......！」


「もう、ヌナうるさい」


「....んっ！」




いきなり舌が絡まって




まだ熱が燻ぶってた身体は




あっという間に火が灯る。




「あ.....ん、や.....っ」


「A、可愛い......大好き」




喧嘩の後は“燃える”、って誰かが言ってたけど




......確かに、そうかも。




誤解や行き違いがあっても




お互いの想いを打ち明け合って、理解して。




そうやってまたひとつ




相手が愛しくなって。




......たまには喧嘩した方がいいのかな。




でも、私よりジョングクくんの方が
燃えてるみたいだから




やっぱり喧嘩はしないに越したことはないか。




じゃないと私がもたないもんね。




そのたび、ジョングクくんの愛は
充分すぎるほど感じるけど




私に長生きして欲しいでしょ......？





これから家族も増えるんだから、責任重大だよ？






だからジョングクくん、







お手柔らかにお願いします......。





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