僕のヌナ。~2nd Season~ 3

二人の未来。1 ページ35

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「ねえ、A、今月も“来た”の.....？」


「......うん、来たよ？」




ジョングクくん、気にしすぎだってば。




嬉しいけど、さ......？




「はあ、残念......」


「ジョングクくん、こういうのは
気長に行かないと、」


「......そうなんだけどさ、」




......そんなにしゅんとしないでよ。




「まだ始めたばっかりだから、ね.....？」


「うん......」




早くパパになりたい、って言う
ジョングクくんの言葉に動かされて




子どもを作ろう、って
頑張り始めたんだけど......。




まあ、100発100中のガンマンじゃあるまいし、
そんな簡単には出来ないよね......。




あっという間に出来ちゃったら
ジョングクくん尊敬するよ、うん。




......それか、私出来にくいのかな。




それともジョングクくんか......。




いやいやいや、まだ始めたばっかりだから......！




「いつになったらパパになれるのかなぁ......」




うぅ......可愛いなぁ、もう。




「早く会えるといいね？私達の赤ちゃん。笑」


「......A、」


「え......」




......なに？私、なんか変な事言った？




「なにそれ嬉しい......！」


「わ、」




一瞬驚いた顔をしたジョングクくんに、




突然ぎゅうっと抱き締められる。




「ジョングクくん......？」


「......Aがそう言ってくれるの、
すっごく嬉しい。笑」




......私、今まであんまり言わなかったかな。
そういう事。




「大好き.......ヌナ。笑」


「もう.....。笑」




私を名前で呼ぶようになってから




この子ってばホント、
ヌナ呼びのタイミングが良すぎて困る。




きゅんとしちゃったじゃん。




......きゅんとしたら思い出した。




“ヌナ、好きです。大好き。”って




昔、恥ずかしそうに言ってたっけ。




そんなジョングクくんと結婚して




子どもの事まで考える日が来るなんて。





「私も大好きだよ、ジョングクくん。笑」





ジョングクくんの身体を






私もぎゅうっと、思いっきり抱き締めた。





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