僕のヌナ。~2nd Season~ 3

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「......ねえ、一緒に来ちゃって噂にならない？」


「まだそんな事言うんですか？
もういいと思いますけど。笑」


「だって......」




お弁当食べ終わって少ししてから




お弁当箱洗って来るね、って席を立ったら




僕も行きます、なんて
ジョングクくんまで付いて来た。




給湯室までの距離なんて大した事ないけど




......気にするでしょ、やっぱり。




「ハンさんてこういうの
結構気にしますよね？笑」


「そりゃアナタ職場にはいろいろあるから、」


「あったとしても、もういいと思います。笑」




ジョングクくんてば、終始嬉しそう。




私だって、何度も気にするのやめようって
思ったけど




いざジョングクくんと一緒にいると




どうしても気になっちゃって。




「あ、お疲れ様です」




給湯室に入ろうとしたら、




チェヨンちゃんが出て来た。




「あ、チェヨンさん、お疲れ様です」


「お疲れ様....」


「お先に、失礼しますね？」




ジョングクくんにニッコリ微笑んだあと、
私をちらっと見て、出て行ったけど。




「......名前で呼んでるんだ」


「あれ、ヤキモチ？笑」


「......うるさい」




嬉しそうに言わないでよ。




「名前で呼んで、って言われたからだけど
先輩じゃ断れないし、仕方なく、だよ？」


「ふぅん......」




手元が止まってた私を見兼ねてか




ジョングクくんが袖を捲り出した。




「え、ちょっと、いいよ、」


「たまには僕が洗いますよ」


「わ、」




ただでさえ狭い給湯室、その奥に押し込まれた。




「ちょ、狭いから私が、」


「少しでもくっ付いてたいの。わかってよ」




私の方も見ずに、黙々とお弁当箱を洗い始める。




......なにそれ。




可愛すぎでしょ......。




「.....家に帰ればくっ付けるでしょ」


「ここでくっ付くのがいいんですよ。笑」




くぅ......嬉しそうだから何も言えない.....。




「あれ、ジョングクまだここにいたの？」


「あ、ホントだ。
......ってAさん、そんなとこで大丈夫？」




ユギョムくんとジミンくんが顔を出した。




「......あはは、大丈夫。笑」







......すっごく恥ずかしいんだけど。





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