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「ジョングクくん、ありがと。笑」
ジョングクくんをぎゅっと抱き締めると
「ごめんね?そんなに欲しいと思ってるとは
思わなくて......」
「......俺こそごめん。
Aの気持ちも考えないで」
そう言って抱き締め返してくれる。
「ううん、ジョングクくんわかってくれてる。
私がビビりなだけだから」
「うん。A、思ったよりビビりんぼ。笑」
「しょうがないでしょ。痛いの苦手なんだもん」
「そうだった。インフルの予防接種も
涙目だったもんね?笑」
「うるさい。それ言うな。笑」
抱き合ったまま笑い合う。
「じゃあさ、」
「ん?」
「いろいろ全部ひっくるめて、
いつだったら大丈夫そう?」
「......え」
身体を離して、黒い瞳に見つめられる。
「......今、決めないとだめ?」
「うん。だめ。笑」
笑顔が怖い......。
......別に、仕事って言ったって
プロジェクトに携わるような仕事じゃないし
妊娠してもギリギリまで勤めるつもりだったから
引き継ぎも余裕で出来るだろうし
......あれ。
そう考えたら、ホントにいつでもよくない......?
「A?」
「え、あ、うん......」
どうしよう。
私が痛いの我慢すれば
いつでもいいって事だよね?
「答えないと、今すぐ実行するけど?笑」
「えっ」
「もう諦めてよ?」
「や、そんな、」
「俺、早くパパになりたい。笑」
「え」
そんな可愛い顔して、今それ言う?
「痛みももらってあげるから。ね?」
「や、でも......んっ」
抗議の言葉は、ジョングクくんの唇に
飲み込まれた。
ジョングクくんの言う通り、
観念するしかないのかな......。
「ん......いいでしょ?」
「......ん、いいよ、」
「......ありがと、ヌナ。笑」
こんな時にヌナ呼びして。
「......これで、心置きなく“デキる”。笑」
「えっ?ちょ.....っ、んんっ!」
......“そういう”ことぉーー!?
END.
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ジョンファ(プロフ) - 『終わり』って文字が寂しすぎます(T^T)終わらないで欲しかったぁ〜でも、確かにぐったんが年取っちゃうよね(^_^;) 同期がユギョムって、ナイスキャスティングでしたね〜(^w^) 短編、めっちゃ楽しみにしてますね!頑張って下さい!今回もありがとうございました〜! (2017年7月9日 22時) (レス) id: 7527a047c0 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - ジョンファさん» わ!ホントですかぁ!?嬉しいですー!!ジョンファさんありがとうございますー!!僕ヌナは短編もまだ書く予定なので、その時はまた読んで下さいね♪こちらこそありがとうございました!笑 (2017年7月9日 20時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
ジョンファ(プロフ) - みんみんさん、涙腺ヤバかったですよ〜(ToT) 最高でした!!スッゴク素敵なお話でしたよ。今、凄く感動してます!羨ましい限りですね(*≧∀≦*)今回も楽しませてくれて、ありがとうございました! (2017年7月9日 19時) (レス) id: 7527a047c0 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - なたりさん» わあ!なたりさん!僕ヌナ読んで下さったんですねー!そんな風に言って下さるのも嬉しくてもう感激です!(>ω<)会社にグクいる設定、いいですね(笑)ウキウキしそうです♪こちらこそありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年1月4日 21時) (レス) id: 305de39f9c (このIDを非表示/違反報告)
なたり(プロフ) - 終わってしまいました、、、何回も読み直して現実逃避します。。。今日も会社にグクいる設定で通勤してみましたよwみんみんさん、文章も、行間も読みやすくてファンになりました!コツコツ他の作品も読んでいきます!毎日の楽しみ出来ましたー!ありがとうございました! (2017年1月4日 20時) (レス) id: 1b6cb27a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2016年8月10日 22時