僕のヌナ。~2nd Season~ 3

子どもが欲しい...？ 1 ページ27

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「......ねえ、ヌナ」


「んー？」




夜、洗濯物を干してたら




なんとも歯切れ悪く
ジョングクくんが話し掛けて来た。




「どうしたの？」


「ん......」




珍しいな。どうしたんだろ。




「......あの、さ」


「うん？」


「えっと......」




なんだ......？




「ジョングクくん、
もう少しで洗濯物干し終わるから
ちょっと待ってて？」


「......うん」




ここはじっくり聞いた方が良さそうな感じ。




それにしてもなんだろ。




仕事の話？それとも二人の事かな？




ああもう、気になる。




ジョングクくんめ......。




とにかく、早く干しちゃおう。





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「ジョングクくん、お待たせ！」




一通り片付けてジョングクくんの元へ。




「どうしたの？大事な話？」


「......うん、まあ」


「なに......？」




首の後ろに手をやって




すっごく話しづらそうなんだけど。




「........あのね？」


「うん......？」


「A、さ......」


「......うん」


「えっと......」


「......」




どんだけ言いづらい話......？




「......そろそろ、」


「そろそろ......？」


「んーっと、」


「はい」


「..........欲しくない？」


「ん？」




ジョングクくんと、やっと目が合った。




「なに......？」


「あああ！もう......！」


「え」




なになになに！？




「子ども！欲しくない！？」


「へ、」




子ども......？




「......や、欲しい事は欲しいけど、」


「ホントにそう思ってる！？」




いやあの、なんでケンカ腰......？




「思ってるけど、」


「だってA、いっつも直前で
“やっぱり待って！”って言うじゃん！」


「う......」




だってなんかさ、いざってなると
怖いっていうか......。





作っちゃおうか、なんて言ったわりに
腰が引けちゃって






......結局、作ってないんだよね。(←言い方)





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