僕のヌナ。~2nd Season~ 3

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「ハンさん、今日定時で帰りましょう？」




すっかり恒例となった、4人でのお昼休み。




「いいけど、なんで？」


「寄りたいところがあるんです。笑」




まーた嬉しそうに笑っちゃって。




今日のジョングクくんは一日こうだね。笑




「うん、わかった。笑」


「あの、聞いてもいいですか？」




相変わらずコンビニのおにぎりを食べながら
ジミンくんが聞いて来た。




「なに？」


「Aさんはハンさんのままなんですか？」


「あ、僕もそれ思いました」




ユギョムくんも乗っかって来た。




「うん、職場では通称で通そうと思って。笑」


「へぇ、そうなんだ......」


「ウチの部署はみんな名前で呼ぶから
わからないよね？」


「僕、そういうのがあるのも
知りませんでした。笑」




ユギョムくんてば可愛い。




ひとつ賢くなったね？笑




なんて、脳内でユギョムくんの頭を撫でてたら




隣から小突かれた。




.....見ると、ちょっぴり不機嫌そうな
ジョングクくん。




え、今のどこか妬くところ......？




それか、脳内ダダ漏れだった......？




「......あのー、席外しましょうか？」


「へ」


「邪魔だったら消えますけど......」




ユギョムくんまで。




「だから、なんでそういう事言うのよ。
置いてかないでって言ったでしょ？」




そう、二人だけなんて勘弁して欲しい。




......恥ずかしくてたまらないから。




「だってまた二人の世界に入ってるから......」


「......え、」




どこが......？




......ジョングクくんは黙々とお弁当食べてるし。




「......そういうつもり全然ないんだけど、
そういう風に見えるの......？」




仕方ないから、恐る恐る聞いてみる。




「バッチリ見えます。笑」


「......からかってない？」


「とんでもない。笑」




......ヤバい、どんだけよ。




なんかとてつもないオーラでも出ちゃってる？




「でも安心して下さい」


「え？」


「二人の事知らなければわからないから。笑」




......そういうもの？




「僕達、そういう目で見ちゃうからです。
きっと。笑」




それ、周りがみんな私達の事知ったら
マズいって事じゃん......。




「気を付けます......」




どう気を付けたらいいのかわからないけど。





目が合ったジョングクくんは
ニヤっと笑ってるし。






......こら、気をつける気ないだろ。





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