僕のヌナ。~2nd Season~ 3

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火曜日の朝、




みんなにおみやげのお菓子を配る。




「へぇ......Aさんの実家に
行ったんですか......。笑」


「......なによ」




ジミンくんに渡したら
やたらとニヤニヤするから




つい照れくさくなって突っかかっちゃった。




「......いよいよだなぁ、と思って。笑」




なあ、ユギョム？なんて、
同意を求められたユギョムくんまでニヤけてる。




「ジミンさん、
ジョングクに先越されちゃいましたね？笑」


「っ、僕はいいんだよ......！」




笑顔で刺せるユギョムくん強い......。




ちらっと見ると、電話中だった課長が
終わってる。




「課長のところ行って来るから、またね？」


「はい、ごちそうさまでした。笑」


「ごちそうさまでした！」




軽くコントでも始めそうだった二人を置いて




課長の席ヘ向かう。




私が来た時にはもう会議だったから、
今日はまだ課長と話せていない。




「課長、おはようございます」


「おお、おはよう！」




相変わらず、声がデカい。




「お休み、ありがとうございました」


「ん、ちゃんと話せたか？」


「はい、おかげ様で」


「そっか。よかったな。笑」


「はい、ありがとうございます。笑」




やっぱり課長、お兄ちゃんみたい。




「あー、で、例の件なんだけど......」


「例の件......？」


「なんだよ、自分の事だろ？」




えっと、そう言われましても......。




ていうか、こんな時に忘れんぼ発揮しなくても。




......私のバカ。




「......部署異動の件だよ」(←小声)


「....ああ！」




それならそうと言ってくれれば......。




「大丈夫だから」


「え？」


「異動はなし。二人ともいなくなられたら
困るし、同じ部署じゃないし、って事で。笑」


「......ありがとうございます！」




よかったぁ......。




私が異動になる事覚悟してたから




ものすごく嬉しい。




「課長、ありがとうございました。笑」


「ん？俺は何もしてないよ？笑」




そんな訳あるはずない。




キム課長と、
上に掛け合ってくれたに違いないのに。





ホントにありがたい、頼りになる上司。





「あ、これおみやげです。笑」


「お、サンキュ。笑」







課長には特別に、お菓子を3個あげた。





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