僕のヌナ。~2nd Season~ 2

59 ページ9

.



「......あのね？私最近体調悪かったでしょ？」


「......うん」


「......ついでに、毎月来るモノも来てないの」


「え......そしたら、」




ジョングクくん、そんなに子ども欲しいの？




「でもね？たまたまかも知れないし、」


「じゃあお医者さん行こうよ？」


「ジョングクくん....」


「ちゃんと診てもらおう？
たまたまなら仕方ないけど、
ホントに出来てるならこんなに嬉しい事ない」


「......嬉しいの？」


「嬉しいよ？さっきの俺見たでしょ？」


「うん......」




確かに、すごく喜んでくれてた。




なんか、逆に勇気もらっちゃたな......。




「ジョングクくん、一緒に病院行ってくれる？」


「うん、もちろん」


「......ありがと。周りに心配掛けちゃってるから
きちんとしたかったんだけど、どうしても
病院って行きづらくて....」


「女の人って大変だね。
......もっとヌナの事大事にしよ」


「今更？笑」


「え、俺いつも大事にしてるでしょ？」


「うん、知ってるよ。笑」


「もう、ヌナっ？」




やっぱりジョングクくんて頼りになる。




「ジョングクくん」


「ん？」


「ありがとう。笑」


「なに言ってんの。当たり前でしょ？笑」




そんなジョングクくんが大好き。




思わず抱き着くと、




「どうしたの？ヌナ甘えんぼ。笑」


「ん、甘えたくなった....」


「ヌナ......」




私の身体を抱き締めてくれる。




壊れ物を扱うみたいに、そっと、やさしく。




「もしも、子どもが出来てたら......」


「ん、」


「......結婚しよう？」




........え。




「ジョングクくん....？」


「やだ......？」




......不安そうな瞳で私を見つめる。




「やじゃないけど、いいの......？」


「なんで？いいよ....？」


「ホントに......？」


「....うん。ホントは、子ども出来てなくても
したいんだけど。笑」


「ジョングクくん......」




......やだ。すごく嬉しい。




「社会人としてはまだまだだけど、
男としては自信が付いたから.....」


「うん....」


「だから、ヌナを幸せに出来ると思うんだ。笑」




......今だって充分幸せなのに。




「一緒に、幸せになるんでしょ？」


「うん、そうだった。笑」





思い切って、話してよかった。





こんなに嬉しい言葉をもらえるなんて。







具合が悪いのなんてどっか行っちゃったよ。





.

60→←58

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す