僕のヌナ。~2nd Season~ 2

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「ん〜！空気が美味しくて気持ちいい！」




思いっきり伸びをするジョングクくん。




次の日、私が育った場所を見てみたい、
っていうジョングクくんのお願いで




近所を散歩がてら、案内してる私。




「いいな、こんなのどかな場所。笑」




だだっ広くてなんにもないだけなのに
ジョングクくんは気に入ってくれた様子。




「ジョングクくん、都会育ちだもんね」


「うん、そう。だからこういうところ好き」


「そっか。よかった。笑」




そういえば、自然が多い公園とかも
好きだもんね。




「牛乳もお肉も美味しいしさ、
俺の為の場所みたい。笑」


「言いすぎでしょ、それ。笑」




嬉しそうに笑ってるジョングクくんを見てると




こっちまで嬉しくなってくる。




「........俺、何年か経ったら
お父さんに弟子入りしようかな......」


「え、本気で言ってる....？」


「うん、本気だよ？都会で忙しなく働いてるよりずっとよくない？笑」




......意外だ。




「......でも、大変だよ？」


「うん、わかってる。でもさ、考えてみて？
子ども育てるのも、こういうところの方が
よくない？」


「ジョングクくん......」


「もちろん、都会の方がなんでも揃ってて
便利だけど、絶対こっちの方が
心が豊かに育つと思わない？」


「うん、思う......」




......思うけど、ホントにいいのかな？




「A」


「え......はい、」




昼間に、しかも、
外で名前を呼ばれるなんて




......なに？




「この先、俺に任せて付いて来てよ......？」




ジョングクくん......？




「苦労掛けちゃう事もあると思うけど、」




......差し伸べられた手を握る。




「絶対、幸せにするから」




「子ども、最低二人は欲しいからさ、」




「......俺、頑張るし。笑」




「あ、一生懸命働く、って意味だよ？」




......何も言ってないし。笑




「......泣かないでよ」


「泣いてないでしょ......」




だって、急にこんな事......。




「泣き虫。笑」


「だから泣いてな、」




手を引き寄せられて、腕に包まれる。




「......暑い」


「素直じゃないなぁ。笑」




胸から響く振動が心地良い。





「......でも、そんなAが愛しくてたまらない」




「......俺が、守るから」




「......みんなで、一緒に幸せになろう？笑」






2回目のプロポーズは







爽やかな緑の風の匂いがした。





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