僕のヌナ。~2nd Season~ 2

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もう今日はなんなの......？




ジミンくんに......ジョングクくんまで。




ジミンくんに問い正す訳にいかないし




しかもジョングクくんに至っては




給湯室でのキスは禁止にしたのに。




ていうか禁止にするまでもなく
常識で考えてダメでしょ。




......家に帰ったらお仕置きだ。




......あ、入力ミスっちゃったじゃん。もう。




って、人のせいにしすぎだよ、私。




「なんだ〜、幸せボケか〜？笑」


「......課長」




空いてる椅子をカラカラと引き摺って




私の隣にニヤニヤしながら座る課長。




「ちょっといいか？笑」


「ええ、はい......」




なんだろう。




「お前さ、まだ何も決めてないって
言ってたけど、」


「......はい」


「仕事どうするかも決めてないの？」




課長にしては珍しく、
長身を折り曲げて小声で話してくる。




......結婚後、って事だよね？




「そうですね、まだ......。
ただ、出来れば続けたいとは思ってますけど、」


「んー、そっかぁ」


「......なにか、」




まずい事でもあるのかな、と思ったら。




「いや、続けるならそれでいいんだけどな？
同じフロアで、しかも隣同士の部署での
職場結婚って前例がないからさ、」




......もしかして。




「......どっちかが異動になるかも知れない」




やっぱり。




「それだったら私が、」


「お前ならそう言うと思ったけど、
お前に今いなくなられると困るんだよ」


「それはありがたいですけど、
きっとまだまだ先の話だし、
それまでに引き継ぎとか済ませれば......」


「寂しい事言うなよ〜」




そういう問題じゃないんだよ〜、なんて
項垂れる課長。




課長も、今日はどうしちゃったの......？




「......まあいいや、まだまだ先の話だな？」


「はい、そのつもりですけど....」


「一ヶ月後くらいに電撃結婚とか
やめてくれよ？」




電撃結婚て......。笑




「それはないから安心して下さい。笑」


「......よし、わかった」




そう言うと課長は立ち上がった。




「何かあったら、」


「真っ先に課長に相談します。笑」


「絶対だぞ？」


「はい。笑」





こんな可愛い課長、初めて見たかも。






......いい上司を持って幸せだ。





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