僕のヌナ。~2nd Season~ 2

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「ねえ......いつの間に用意したの？」


「指輪？」


「うん」




ベッドに横になって




ジョングクくんが作ってくれた
冷凍庫で冷やした濡れタオルを目に当てる。




「......実は、今日なんだ」


「え、友達と会ってたんじゃないの？」


「んー、会ってたけど友達じゃないし、
メインは指輪選び」


「......じゃあ、誰と会ってたの？」


「......怒らない？」


「......女の子じゃなければ怒らない」




ヌナがヤキモチ妬いてるー、なんて
笑ってるけど




例え友達でも女の子と選んだなんて言ったら
ショックが大きすぎる。




ジョングクくんはそんな事しないと思うけど。




「大丈夫だよ、男の人。笑」




........よかった。




「......でも、友達じゃないんでしょ？」




別に、詮索するつもりはないんだけど




......気にならない？




「うん......えっとね、ジミンさん」


「え」




ジョングクくんの口から出て来た名前は
意外な人だった。




「ジミンくんと出かけてたの......？」


「ヌナ、そこ......？笑」


「だって......」




何年も前の事とは言えあんな事があって




ジミンくんはたぶんもう全然平気だけど




ジョングクくんは気にしてると思ってたから。




「ジミンさんも俺も全然平気だよ？
相談に乗ってもらいつつ一緒に見てもらった」


「......そうなんだ」




......男同士はさっぱりしてるんだね？




「..........あ！！」


「......どうしたの？」




ガバッと起き上がった私を




ベッドに座ってるジョングクくんが
ぽかんと見つめる。




「.....て事はジミンくん、」


「......うん、知ってるよ？笑」


「えぇぇ......」




それってどうなの？




恥ずかしくない......？





「......ダメだった？」


「え？......あ、そうじゃなくて、
恥ずかしいなって......」


「恥ずかしいの？」


「......それは、そうだよ」


「......ヌナ可愛い。笑」


「、ジョングクくんっ？」




そんな事で可愛いとか言わないで！もう！




今日の私はそういう言葉に敏感なんだから！




「......目、腫れ引いて来たかな？」


「え......どうだろ」


「タオル替えて来るよ」




かと思えば優しいし。




「あ、いいよ、自分で」


「いいから、待ってて？笑」


「っ、」





ニッコリ笑っておでこにキスとか。







......もう、ホントにたまらない。





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