僕のヌナ。~2nd Season~ 2

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なんだかよくわからなかったけど、
お風呂から出て来たジョングクくんは普通で




ちょうどよく出来上がった
ロールキャベツを見て




子どもみたいに喜んでくれた。




「俺、食べたいと思ってたんだ！」


「そうなの？言ってくれればよかったのに」


「言わなくても作ってくれたじゃん。笑」




お鍋を覗き込んでた顔を私に向けて
ニコっと笑った。




もう、可愛い......。




「もう食べられる？」


「うん、すぐ盛り付けるから待ってて？」


「やった♪」




可愛いすぎて手が震える......。




手間掛けて作ってよかった。




ジョングクくんは優しいから




昔からあまり手の込んだものを
リクエストしない。




いいんだよ、って言っても




ヌナは忙しいから、とか




じゃあ休みの日に、って言えば




休みの日はゆっくりして、とか。




私の事ばっかり優先する。




……まあたまに、
甘えんぼジョングクくんが発動して




一日中離してくれない事もあるけど。




「ヌナ美味しい！」


「ホント？よかった。笑」


「時間掛かった……？」


「うん、まあそれなりにね？笑」


「……ごめんね？ありがとう」




……ほらね？




「ジョングクくんが謝る事ないよ？
私が作りたくて作ったんだから。笑」


「……ホントにありがとう。
ヌナ大好き。笑」


「……やだもう」


「ふふ……また作ってね？」


「……うん、わかった。笑」




“あっち”の事とは別に




私に遠慮なんてしないで




そうやってなんでも言って欲しい。




……そりゃあ、昔に比べれば言ってる方だけど




私にとっては全然まだまだ。




「ジョングクくん」


「ん？」


「もっと遠慮なくワガママ言ってね？」


「どうしたの急に？」


「なんとなく……」


「それに俺、ワガママなら
たくさん言ってるよ？」


「言ってるうちに入らないよ」


「ヌナ、ワガママ言われるの好きなの？」


「そうじゃないけど、」




言ってる事は可愛いのに




なんだかすっかり大人になってる。




「……ジョングクくんだから、」




私の方が子どもみたいだ。




「ジョングクくんには、
ワガママ言って欲しいの……」




……恥ずかしい。




「……今日のヌナどうしちゃったの？
可愛いすぎるんだけど。笑」





ホント、どうしちゃったんだろ……。






たまには離れるのもいい、って事かな？





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