僕のヌナ。~2nd Season~ 2

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また春が巡って来て




新人だったジョングクくん達も先輩になった。




去年ほど多くない新入社員。




それでも、隣の部署にはまた一人、
男の子が配属になったんだけど




なんと、ジョングクくんが指導員に抜擢された。




丁寧な仕事ぶりが認められたからなんだけど




たまにある事とは言え




2年目の子が指導員になるのは珍しい。




同じ部署じゃないからわからないけど、




周りから聞く限りでは、
同期の中でも一番デキるらしい。




頑張ってたのは知ってるから、
私も素直に嬉しい。




ジョングクくんに、
責任重大だよ、って言ったら




"大丈夫！"なんて余裕で笑っちゃって




この一年で随分と頼もしくもなった。




「Aさん、相変わらず見てますね。笑」


「ジミンくん....」




カッコいいんだからしょうがないでしょ。




......ほっといて。




「そりゃまあ、仕事っぷりは
気になるっていうか、」


「それだけじゃないでしょ？笑」




......ごまかしたけどバレてる。




ていうか、ジミンくんも相変わらずで
笑顔が可愛い。




私の周りの年下男子は




なんだってこう揃いも揃って可愛いんだ。




......一番可愛いのはジョングクくんだけど。




......言ったら怒られるから言わないけど。




「それにしても長いですよねー。
いつ結婚するんですか？笑」


「......」




最近、課長達からも
そう聞かれる事が多くなった。




付き合ってる年数考えれば
そろそろって思われるのも当然だと思うけど




私達の場合、ジョングクくん次第だから。




待っててね、って言われれば待つしかない。




「うーん、いつだろうね......？」


「そんな他人事な。笑」




......だよね。




でも、私はいつでもいいと思ってる。




別に三十路目前で焦ってもいないし。




まあ、相手がいるからだろうけど。




だけど、それだけじゃなくて




私はジョングクくんを信じてるし




愛されてる、って実感出来るから。





......だから待てる、けど。






そろそろ、確かな約束は......欲しいかも知れない。




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