検索窓
今日:26 hit、昨日:11 hit、合計:1,543,239 hit

10 ページ10

.



ホソクくんは立ったままの私の傍まで来ると




「昨日の事......っていうか今日か。
何があったか全部覚えてる......?」


「え....」




何が、あったか......?




「ここで、俺がAちゃんに何したか」


「......うん」




忘れるわけない。




「誰にでもあんな事しないから」


「え....」


「Aちゃんに興味湧いたのもホントだし」


「っ、」




今更ながら、心臓が騒ぎ出した。




「......また会おう?」




聞き間違い......?




「......ケータイ」




ホソクくんが手を出すから




ベッドの上に置いたままだったケータイを
手渡した。




「ロック解除して」


「あ、ごめん......」




なんで謝ってるんだろうと思いながらも
ロック解除してもう一度渡す。




ホソクくんは受け取ったケータイを
操作すると




「俺の番号入れたから連絡して」




そう言って私に返してくる。




......なんかこれ、
夜中のホソクくんと同じ気がする。




ちょっと怖い......。




そんな事を考えてたら




ケータイを持つ手を引き寄せられて




あ、って思う間もなく




「!」




......唇が重なった。




ぺろっ、と私の唇を舐めると




「二人の秘密だから......ね?笑」


「っ、」




......昨日も見た、意地の悪い笑顔。




「今日は赤くなるんだ?笑」




......だって、今日の方が冷静だもん。




お酒が入ってなければ頭も回る。




「私、帰る......」


「ん、じゃあ駅まで送るから待ってて?」


「一人で帰れるから、」


「ここがどこだかわかってんの?」


「あ......」




気が付いたらここだったから
場所がどこかなんて全然わからない。




「......お願いします」


「最初っから素直になればいいのに。笑」




私の頭をぽんってして、
部屋から出て行ったホソクくん。




もう......どういうつもりなんだろう。





ホントにわからない......。





私とホソクくんが急接近したこの日から







......二人の変な関係が始まった。





.

11→←9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (1031 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2558人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みみ仔 - 作成者様天才ですか?ホソクペン殺しに来てますよね?え?キュンキュンどころかギュンギュンです。改めてホソクさん好きだなぁって思えた作品でした。作成者様こんな神作作って頂きありがとうございます。 (2020年3月22日 5時) (レス) id: abbe16bc2b (このIDを非表示/違反報告)
Vちゃん(プロフ) - 本当に 面白かったです ホソクは 苦手って言ってたけど、凄すぎました。 もっとホソクのお話 書いてください!(あとお返事ください。) (2020年3月11日 20時) (レス) id: 6a78e30a67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんたん - マジで好き 作者さんすごいさらんへぇぇ〜〜〜 (2020年1月18日 7時) (レス) id: adcbf14e70 (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - 最近、ホソクさんの良さを分かり始めたんですが、この作品はよりホソクさんを好きになれるものでした! 他のホソクさんの作品も読みにいきたいとおもいます♪ (2019年5月4日 19時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ことれお(プロフ) - このお話本当に素敵でした… (2019年2月23日 2時) (レス) id: 8d15ca0ee7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みんみん | 作成日時:2016年7月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。