僕のヌナ。~2nd Season~

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「ねえ、ヌナぁ......」


「んー、なあに？」




お風呂上がりのジョングクくんが




キッチンに立つ私に
ぴったりくっ付いて来る。




「今度から俺も晩ごはん作るよ？」


「だから、それはいいんだってば」


「......だって、」




ジョングクくんは、だいぶ前から
気にしてる。




私が好きでしてるんだから
いいんだよ、って言ってるのに。




「俺だって働き始めたんだから、
条件は同じでしょ？悪いよ、ヌナにばっかり
作ってもらってちゃ」


「こういうのに悪いも何もないの。
それに全然苦じゃないし」


「でもさ、ヌナいろいろ大変でしょ？」




そりゃ......チーフになってからは
仕事量増えたけど。




「だから、新人の俺が、」


「新人くんは覚える事たくさんあるでしょ？」


「っ......そうだけど、」


「だからいいの」




振り返って、ジョングクくんの唇に
軽いキスをする。




「ありがとね？笑」


「ヌナ......ズルいよ」


「ふふっ......なにがー？笑」




前に向き直って、料理の続きをする。




「俺だってヌナを助けたいのに」


「助けてもらってるよ？」


「助けてないよ」




あらら、また拗ねちゃった。笑




「ジョングクくんがいてくれるだけで
助けてもらってるの」


「なんだよそれ......」




もう一度手を止めて、
ジョングクくんに向き直る。




「ジョングクくんがいてくれれば、
私はなんだって出来るんだよ？」


「ヌナ......」


「ジョングクくんだから、だよ？」




そう言って、ジョングクくんの頬を
両手で挟んで引き寄せる。




下唇を食んでから、ちゅっと吸いつくと




「......やっぱりヌナ、ズルい」




今度はジョングクくんの大きな手が、
私の耳から後頭部に掛けてを包んで




引き寄せられると




......深く重ねられる唇。




「ん....ジョング、」


「A......好き、」




ボディソープの香りがするジョングクくんに
きつく抱き締められて




......頭がクラクラする。




ヤバい......。





ジョングクくんのスイッチが入る前に
離れないと。





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