僕のヌナ。~2nd Season~

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「やっぱり俺、パク課長嫌い......」



ビルから出た途端、
そんな事を言い出したジョングクくん。




「ジョングクくんこそ、
課長にあんな事言い出すからびっくりだよ。笑」


「だってさ、いつもAAって、
ヌナは俺のだって言うのに......」




またさらっとそういう事言うんだから。




「課長も言ってたけど付き合い長いし、
ある意味友達みたいなものだから。笑」


「ちぇ、いいよもう。
パク課長より偉くなってやる......」




偉くなるって言えば......




「ジョングクくん、課長たちの前で
宣言しちゃってよかったの？」


「ヌナとの事？」


「......そう」


「べつに平気だよ？
ホントにそのつもりだから」




ジョングクくんは私に顔を向けて
ニコっと笑った。




「......そっか。ありがと」


「うん、だから待っててね？」


「うん、待ってる......」


「ああ、もう......」


「ジョングクくん......？」


「今すっごく抱き締めたい」


「え」


「......早く帰ろ」




ジョングクくんの左手が、
一瞬私の背中を押した。




「ってそういえばヌナ、
一緒に出て来ちゃったけど大丈夫？」


「え.....？」




あ、私がいつも気にしてるからか......。




「一日くらい大丈夫でしょ？
たまたま帰りが一緒になったって事で。笑」


「ヌナがいいならいいけど....」


「今日は特別、ね？」


「ふふ、わかった。笑」




こうやってただ歩いてる分には




ただの同僚にしか見えないでしょ？





「なんかスッキリしたら
おなか空いて来ちゃった！」


「あ、俺も！」


「今日は何食べたい？」


「肉！」


「それ料理じゃないじゃん。笑」




なんか、わざわざ隠す事でもないのかなって
思えてきた。




......あえて言う事でもないけど。




課長たちも付いてるし、




もう少し力抜いてみようかな？





どうしてもジョングクくんの事は
気になっちゃうと思うんだけど





......今まで通り、気楽に。






ね？




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