僕のヌナ。~2nd Season~

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ジョングクくんにしてはめずらしく




駅前からタクシーを拾った。




私を押し込んで自分も乗り込むと




ずっと手を握って離さなかった。




料金も、ケータイ使ってスマートに支払って




また、私の手を引いてひたすら歩く。




ジョングクくんが何も言わないから
私も黙ってるけど




この状況、どうしたらいいんだろう。




家の前まで来て鍵を開けると




ドアを開くなり私を抱き締めて




ドアが閉まると同時に




重ねられる唇は




すぐさま舌が侵入してきて




荒々しく絡め取られる。




「ん......っ」




酔った頭では付いてけなくて




ジョングクくんの胸を叩くけど




しっかり抱き締められた身体には
隙間なんてなくて




全然意味がなかった。




静かな玄関に響くリップ音は




酔った身体に悪い。




......こんな状況なのに




身体の奥が熱くなってきて




「ん......ぁ、ジョン、グ.....っ」




我慢出来なくて名前を呼ぶと




ふっ......と軽くなる身体。




抱き上げられたんだ、って気付くのに
時間が掛かって




その間にもキスが落とされる。




寝室に入るとベッドに降ろされて




ジョングクくんがスーツのジャケットを脱いで
ネクタイを緩める。




カッコいい......なんて思う間もなく




私のスーツが乱暴に脱がされて




性急に進められる身体。




「やっ......あぁぁ......っ！」




ジョングクくんを迎える準備なんて
何も出来てないのに




突然の事に目の前が真っ白になった。




「っ......ヌナが、悪いん、だから、っ」


「あっ、やだ......っ、なんでっ、」


「なんでっ、ジミン、さんと....っ」


「あぁ.....っ、んっ！」




さっきまでずっと黙ってたジョングクくんが




そんな事を言い出した。




ジョングクくん、怒ってたんじゃなくて




......妬いてたの？




「あっ......ジョングクくんっ......痛、いっ」


「ごめ......もう、止まんない......っ」





私にはジョングクくんだけなのに。







いい加減、わかってよ......。




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