好きだって言っただろ？ 2

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「A......？」




再び......ユンギさんの腕に包まれる。




......優しく、ふわりと。




「私......」


「ん？」


「こういう時......どうしたらいいのか......」




私は素直に、思ってる事を口にした。




「ん......ごめん」


「どうしたらいいのかもわからないし、
どうなるのかもわからないし......怖くて、」


「そうだよな......」


「でも、ユンギさん......」


「ん？」


「我慢......できないの？」


「......ああ、」


「......それって、辛い？」


「ん......辛い」


「すごく......？」


「A、」




ユンギさんは私をそっと離すと




「無理は......すんな」




そんな事を言う。




だから、




「......無理は、してない」




私はそう返す。




「ただ......怖いだけ」




......そう、怖いだけなんだ。




私だってユンギさんの事が好きだし、
いつかは、っていう思いはある。




そうなる事は、全然イヤじゃない。




でも、何も想像出来ないから。




想像出来るとすれば、何も身に着けてない
二人の姿だけ。




それ以上は、何もわからないから......怖い。




だけど、それじゃあいつまで経っても
前に進めない。




ユンギさんが......私を欲しいと思ってくれるなら。




「こういう時、私はなんて言えばいいの......？」


「A......？」


「ユンギさんに........欲しい、って言われたら、」


「......くれるの？」




あ........そうか。




「うん........あげる」


「ホントに......？」


「......うん」




......怖いけど、ユンギさんだから。




「A......」






ユンギさんは
私をぎゅっと抱き締めてくれたけど







私の胸は、壊れそうなくらい跳ねていた。





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