好きだって言っただろ？ 2

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「お風呂......ありがとうございました」


「......おう、おかえり」


「......ただいま、です」




私だけが気まずいまま後片付けを終えると




『風呂、入ってくれば？』




って、ユンギさんに言われて。




ホントはお風呂に入るのも
恥ずかしかったんだけど




一人になりたかったから
言われた通りにした。




........けど。




「......何やってんの？座れば？」




離れたら、余計に恥ずかしくなっちゃって。




「........はい」




ユンギさんから離れてソファに座ると




代わりにユンギさんが立ち上がった。




......意識するな、っていう方が無理。




だって、今日......そういう関係に
なったばかりなのに。




......なのに、いきなり泊まるとか




ハードルが高すぎる。




昨日はテヒョンがいたから
まだよかったけど




........やっぱり、やめればよかった。




「ほら、飲め」




目の前のローテーブルに缶ビールが置かれた。




「あ、私は......」


「俺も飲んでるから」




ユンギさんは元いた所に座ると
ソファの背もたれに腕を乗せた。




「......そんなにビビんなよ。笑」




......ビクッとしちゃったの、バレてる。




「......別に、ビビってなんか、」


「じゃあ、なんで離れて座んの？」


「......っ」




.......ユンギさんの意地悪。




「ここ、来いよ」




目線でユンギさんのすぐ横を指す。




「早く」




......仕方なく、距離を詰める。




「ん、よし。笑」




ユンギさんはそう言うと




背もたれに乗せてた腕で
私の頭を引き寄せた。




......ユンギさんの頭とくっ付いてる。




「ほら、飲みな」




空いてる片手でプルタブを開けて
ビールを手渡すユンギさん。




「......いただきます」






こうなったら、もう飲んで紛らわすしかない。




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