好きだって言っただろ？

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「テヒョン、ナムジュンさん好きなの？」


「うん、昨日ヌナに言ったじゃん！
ナムジュンさんかっけぇぇ！って！」




......確かに。




会ってすぐに好きになっちゃったのね。




それに引き換えユンギさんは......




......お気の毒。




何が気に入らないのかな。




......キス、されそうになったところを
見ちゃったから？




......まあ、有り得る。




最初っから噛み付いてたもんね。




だからってタメ口とか.......




......そうだ。




「テヒョン、あんたユンギさんに
ちゃんと敬語使いなさいよ？」


「だって」


「だってじゃない」


「だってっ、ユンギはヌナの
彼氏になるんでしょ？」


「は？」




意味がわかりませんけど。




「だったら敬語じゃなくていいじゃん」




......だから意味が。




「テヒョン......？」


「俺、最初はヌナにちゅーしようとしてたから
ユンギ嫌いだったけど、一緒にいてわかった」


「......なにが？」


「ユンギ、ヌナの事ホントに好きなんだ、って」


「......テヒョン、」




......この子、意外と見てるんだ。




「口悪いし怖そうだけど、ユンギいい人だよ！」


「だからって、タメ口は、」


「だからだよ！俺、ユンギ好きになった！」


「じゃあ、なんで邪魔......」




......邪魔？




「そんなの、俺の前で
ヌナに手ぇ出して欲しくないから！
俺といる時は俺のヌナなの！」




テヒョンが言ってる事はよくわからない。




だけど、私が言った事は......




......どうして？




「ナムジュンさんは憧れ！ユンギは好き！
だから、親しみ込めてるんだよ？タメ口ー！」




......よくわからない。




「それに、ホントのヒョンに
なるかも知れないし♪」







テヒョンてば、なに言ってんの......。




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