好きだって言っただろ？

27 ページ27

.



私とユンギさんはアルコール、
テヒョンはもちろんソフトドリンク。




食べ物も、育ち盛りのテヒョンに合わせて
お肉とかこってり系のものを注文した。




「ユンギさんごめんなさい。食べれますか？」


「ん？平気。笑」




こういう時は、ニッと笑う。




これはこれでドキっとする。




「おいボウズ、いっぱい食えよ？」


「テヒョン、です」




名前を呼ばれない事には不満そうなのに、
ゴハンは満足そうに食べてるテヒョン。




.....黙ってれば可愛いのに。




「やっぱり......弟といる時はそんな顔すんだな」




ユンギさんいつも言うけど.....、どんな顔？




「俺といる時も見せろよ」


「え」




ぶ......っ




「え、ちょ、テヒョン！？何やってんの！？」


「げほっ......ごほっ、おいっ」




......盛大にむせといて何？




「お前っ、なに俺がいる前で
ヌナ口説いてんだよっ！」


「テヒョンっ！？」


「......ぷっ」




......ユンギさん？




「くくくっ......ホント、お前おもしれぇな。笑」




......ツボった。




「なに笑ってんだよっ！」


「いやだってお前......っ。笑」




年下から"お前"呼びされた事に怒るどころか




肩震わせて笑うってどうなんですか。




「こらテヒョン！"お前"ってなに？
この人はユ・ン・ギ・さ・ん！覚えてよ！
ていうか謝りなさい！」


「......ヌナ、」


「Aは、ホントよく喋る.....くくっ。笑」




......私もツボらせた？




テヒョンはしょげた犬みたいになってるし





ユンギさんはおなか抱えたまま
肩震わせて笑ってるし






私はどうしたらいいんだ......？





.

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す