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「ヌナー!」
結局、テヒョンは二つ返事で誘いに乗った。
なんでも、"アイツと二人きりにはさせない!"
かららしい。
「すぐわかった?」
「うん!初めて来たけどすぐわかった!」
テヒョンは高校も徒歩だから、
電車にはほとんど乗らない。
......だから、つい心配しちゃう。
特にこんな人が多い金曜の夜は。
「あ......ども」
「おう、元気か?」
「......まあ、」
......なんだそれ。
「テヒョン、ちゃんと挨拶しなさい」
「え」
「え、じゃないでしょ?」
「......こんばんは」
「ぷ......こんばんは。笑」
ユンギさん、また笑ってる。
よっぽどテヒョンがツボなんだな。
「お前、姉ちゃんの言う事は
よく聞くんだな。笑」
......最近気が付いた事。
ユンギさんはガッツリ笑うと、結構可愛い。
初めてテヒョンと会った日もよく笑ってたけど
暗くてよくわからなかった。
そのあと何度かテヒョンの話題になるたび、
思い出すのかケラケラ笑って。
優しい笑顔しか知らなかった私は
......ちょっと、きゅんとしたりして。
「よし、行くか」
ユンギさんのその声に、3人で歩き出した。
.
「いらっしゃい......って、三角関係?」
ナムジュンさんの第一声はそれだった。
「んな訳あるか、アホ」
「だよな、そっちの彼若いもんな。
あー、びっくりした。笑」
ナムジュンさん相変わらず.....。
「コイツ、Aの弟」
「へえ、Aちゃんの弟か!
そう言えば似てるような......名前は?」
「えっと、テヒョンです」
「テヒョンくんね!俺はナムジュン、
よろしくな?」
「はい......よろしくお願いします」
......ん?
テヒョンって人見知りだっけ?
「........やっべえぇ」
「え」
「ナムジュンさんかっけぇぇ......」
「......テヒョン?」
「ヌナ、連れて来てくれてありがと♪」
「や、それは私じゃなくて、」
「おい、早く来いよ」
.....ユンギさんはすでに、テーブル席に座ってた。
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Agust d(プロフ) - あぅ……… 塩&砂糖なユンちゃんはどんなイケメンよりも破壊力抜群ですね!!! なんども心が締め付けられる想いを感じてしまいました(笑) (2019年5月4日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
シュガミミユンギ(プロフ) - みんみんさんの作品いっぱい読んでます!みんみんさんの大ファンです!特に最初はこの作品から入ったのですが、もーうユンギさんがたまりません!ありがとうございます!これからも応援させて下さい!!大好きです(*´ω`*)むふふふ (2018年11月2日 18時) (レス) id: 8dfdec943d (このIDを非表示/違反報告)
バク - お砂糖ユンギさん最高に甘過ぎです!!2章になったら今度こそ発狂しそう…… (2018年8月18日 18時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - こちらの作品は短編集から見始めたんですが…開始早々から今まで大変でした笑!ひぇーひぇー言いまくりで大変でした笑!二章も私の心臓が最後までもちますかね…笑?まずエプロンつけられて発狂しました笑!二章どうなるんですか笑!楽しみです!みんみんさん大好き笑! (2018年2月17日 17時) (レス) id: 7c5dee4cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさん!数ある作品の中から見つけて下さってありがとうございます!めっちゃ感激しております!このユンギさん、ありがたい事に支持率高いんですよねぇ...♪笑 あーん、本当に嬉しいですー!(>ω<)こちらこそ、読んでくださってありがとうございました! (2018年1月24日 0時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2016年4月28日 0時