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「......離して下さい」
「......もう一回聞く。どうしたら信じる?」
........しつこい。
「何をどうしても信じないので離して下さい」
ユンギさんの目をしっかり見つめて答える。
「はぁ.......、お前ってホント。笑」
......"ホント"、何よ。
「まあ、そういうとこが好きなんだけど。
俺は諦めないから、覚悟しとけよ?笑」
それだけ言うと、ユンギさんはパッと腕を離して給湯室を出て行った。
「..........なにあれ」
しかも、"そういうとこが好き"って、なに?
ていうか、私の何を知ってるのよ。
......とにかく。
到底本気とは思えないし、知らん顔するに限る。
......そう思ったのに。
定時で上がってエントランスまで下りると
壁に凭れて立ってるユンギさんを発見。
「.....げ」
なんでそんなとこにいるのよ?
ていうか速くない?
定時前に上がってるんじゃないの?
........まあいいや。知らん顔知らん顔。
「......おい」
ユンギさんの前を通り過ぎる時
案の定声を掛けられたけどスルーしたのに。
「おい、A!」
名前呼ばれちゃったら、立ち止まるしかない。
「......なんですか」
「シカトすんなよ」
しょうがないでしょ、避けたいんだから。
「今日、予定は?」
「......別に」
「じゃあメシ食いに行くぞ」
「え」
メシ?え?ごはん?ユンギさんと?
いやいやいや!ちょっと待ってよ!
「ちょっ、待って下さい!
ごはん食べに行くなんて誰も......」
「うるせぇな、黙って付いて来い」
「......っ」
なんなのよ、もう!
「あの、手......!」
「......黙って繋がれてろ」
すんごい、強引。
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Agust d(プロフ) - あぅ……… 塩&砂糖なユンちゃんはどんなイケメンよりも破壊力抜群ですね!!! なんども心が締め付けられる想いを感じてしまいました(笑) (2019年5月4日 12時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
シュガミミユンギ(プロフ) - みんみんさんの作品いっぱい読んでます!みんみんさんの大ファンです!特に最初はこの作品から入ったのですが、もーうユンギさんがたまりません!ありがとうございます!これからも応援させて下さい!!大好きです(*´ω`*)むふふふ (2018年11月2日 18時) (レス) id: 8dfdec943d (このIDを非表示/違反報告)
バク - お砂糖ユンギさん最高に甘過ぎです!!2章になったら今度こそ発狂しそう…… (2018年8月18日 18時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
みほ - こちらの作品は短編集から見始めたんですが…開始早々から今まで大変でした笑!ひぇーひぇー言いまくりで大変でした笑!二章も私の心臓が最後までもちますかね…笑?まずエプロンつけられて発狂しました笑!二章どうなるんですか笑!楽しみです!みんみんさん大好き笑! (2018年2月17日 17時) (レス) id: 7c5dee4cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん(プロフ) - あーちゃんさん» あーちゃんさん!数ある作品の中から見つけて下さってありがとうございます!めっちゃ感激しております!このユンギさん、ありがたい事に支持率高いんですよねぇ...♪笑 あーん、本当に嬉しいですー!(>ω<)こちらこそ、読んでくださってありがとうございました! (2018年1月24日 0時) (レス) id: 913e7f0df7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんみん | 作成日時:2016年4月28日 0時