僕のヌナ。

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「僕がいるから飲まないんですか？」


「ん、そうだよ」


「飲めばいいのに」


「高校生の前でダメでしょ？笑」


「ヌナが飲んでるとこ見てみたいです」




......はい？




「ヌナ、飲むとどうなるんですか？」


「......どうもならないよ？」




ジョングクくん、どうしたの？




「酔っ払ったりしないんですか？」


「なんでそんな事聞くの？」


「興味があるからです。笑」




......興味がある、って。




「どんなヌナも見たいんです」




......また。




急に真剣な顔して。




「......ヌナをからかわないの」


「からかってなんていません」




私を見つめるジョングクくんの眼差しは強い。




「ジョングクくん、」


「もっと、いろんなヌナを見せて下さい」




......なに、言ってんの？




「もっと、ヌナの事知りたいです」




こんな事言われた事ない。




なんて返したらいいのかわからなくて




溶けていくアイスを見つめるしかない私。




「何回でも言いますけど」




その言葉に顔を上げる。




「僕は、Aヌナが好きです」




......ジョングクくんは、いつも真っ直ぐ。




「好きな人の事はなんでも知りたいんです」




「......だからって、ジョングクくんの前では
飲まないよ？」




私ってば、なに言ってんの。




「ふふっ......そのうち飲ませます。笑」




この子も........可愛い顔してなに言うんだ？




「......絶対飲むもんか。笑」




だから私も負けずに返す。




「ヌナ、結構強情ですね？」


「知らなかったの？」





「......今知りました。笑」







ジョングクくんは、嬉しそうに笑った。





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