僕のヌナ。

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「あ！Aヌナ！」




駅前のスーパーを出ると、相変わらず爽やかな
笑顔のジョングクくんがいた。




「あ、おかえり。ジョングクくん。笑」


「ヌナもおかえりなさい。こんばんは。笑」




あー、今日もいい子。




「荷物、持ちます」




言うが早いか、ジョングクくんはヒョイっと
買い物袋を奪う。




「あ、重いからいいよ！」


「重いなら尚更です。僕に任せて下さい。笑」


「.....ごめんね？ありがとう。笑」


「ふふ、どういたしまして。笑」




......最近、こうやってちょいちょい
"男の子"を前面に出してくる。




まあ......彼の事、"そういう風"に考えるには
ちょうどいいんだけど。




「それにしてもホントに重いですね。
何が入ってるんですか？」


「ん？んーとね、牛乳とお醤油とじゃがいもと
玉ねぎと......」


「うわ。重い訳ですね。笑」


「うん、正直助かった。笑」




二人で笑い合う。




「今日も食べるでしょ？」


「え、いいんですか？」


「狙ってるくせに。笑」


「......えへへ♪」




くーっ！可愛い！




男子高校生にしておくのはもったいない！←




「カレーでいい？」


「はい！」




あのあと聞いた話。




私と接点を持ちたくて、定時で帰って来る時間に合わせて図書室で勉強して来てるとか。




会えればラッキー。




そんな賭けを、一人してたらしい。




やる事まで可愛いとか




ホント参っちゃう。






おかげで、私の恋愛メーターは







"好き"の方に振れ始めてる。




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