ライバルは可愛いオトコノコ-LH-2 (ページ9)

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XM「なんだよ、かわいそうじゃん汗」

LH「えーだってどうせフるつもりだったんでしょ？しうちゃんが面倒かと思ったんだもーん！ほら！もう教室戻って♪」

XM「はぁ？まぁいいけど…」

LH「いこいこ！」

ミンソクがいなくなるとひょっこり現れた号泣ユナ

YN「る、ルハナ～泣ありがと～!! 泣」

LH「泣くくらいならさっさと告れよ」

YN「なんで助けてくれたの～？泣わたしいっつも意地悪してたのに…」

LH「んー…汗まぁただ単にしうちゃんの彼女がお前だったらいいなって思ってるだけ？」

YN「え…」

LH「どう？俺に協力してくれる気なった？笑」

YN「なっ…あんたほんとはA目当てだったのね?! 協力するわけないでしょ!! 私はAの味方なんだから！」

LH「ちっ！怒使えねー女」

YN「はぁ?! 怒」

LH「いっとくけどそんなんじゃ全然気づいてもらえねーからな？俺なんてこんな格好しても……やべ、悲しくなってきた」

ユナは鈍感兄妹に振り回されている同士を慰めるためルハンの肩をポンと叩いた

YN「その気持ち痛いほどわかるわ、でも協力はできないけど頑張れば？私はAの味方だけどAのこと絶対傷つけないのはあんただけだと思ってるし…」

LH「ユナちゃん…泣ジーンそうでしょ？俺だけよ世界でAのことこんなに想ってるの！」

YN「まぁあたしもA大好きだけどあんたには負けるわ笑」

YN「てか聞いてよ…ミンソク先輩この前なんかね………

鈍感兄妹に恋する同士の話は積もっていく……

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A「……おじゃまします。」

誰もいない家庭科室

先輩が来るまで暇をもてあまし、無駄に周りをウロウロするA

なんだか気持ちがこそばゆくて変な気分だった

暇を持て余してたAはカーテンを開けると校舎に囲まれた庭園が美しくピンクに彩られていた

A「わぁ！さくらきれー…うわあッ?!」

もっと近くで見たくて窓を開けるとブアッと風が一気に吹き込んでいた

とっさの風に目をつむったAは一瞬目の前が暗くなったのを感じて薄く目を開けてみる

それはふあっと桜の花びらと一緒に窓から入ってきた男の子だった

頭についた花びらを首を振ってはらうと彼はニッコリと笑いかけてきた

LH「アハハ笑風めっちゃ強いね」

なんだか胸がぎゅうっと締め付けられた

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