JEJUNG 僕は君を愛してる４ (ページ10)

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『まとも』ページ10

「すみません(汗)お手洗いの場所が分からなくて遅くなりました」

どんだけ広い店だよっ

それにばっちりトイレの看板あるじゃん！

なんて自分にツッコミをいれた(苦笑)

青樹「いえ、少し心配しましたけどよかったです」

あはははは･･･

青樹「ところで･･･その今日はあの時のっ･･･
お返事をいただきたいと思うんですが/////」

やっぱりか

うーん･･･なんて答えよう

もう普通でいいよね？！彼氏いるからって言えばいいよね?!

席を立って椅子の横に出ると

「あのっ･･･ごめんなさい!!」

頭を下げたまま答えた

「青樹さんとはお付き合いできません！」

青樹「ど、どうしてですか？」

青樹さんの声が裏返ってる
そうだよね･･･もっと早くに返事してればよかった

「――付き合ってる人がいるんです･･･」

その言葉に少し沈黙があったあと

青樹「･･･その人はどんな仕事をしてる方ですか？」

え？そんなこと必要？

予想外の質問にずっと頭を下げてたけど

顔をあげた

「あの･･･歌を唄ってます」

青樹「それは･･歌手ということですか？」

はい･･･

と頷く

青樹「その方とは結婚も考えてるんですか？」

まさか、そんなジェジュンと結婚なんて･･･あるわけない

「いえ･･･」

青樹「だったら早めに別れた方がいいですよ」

へ？

そりゃジェジュンと結婚したら色んな壁があるだろうし

大変だろうけど

なんで青樹さんにそんな事言われないといけないの？

青樹「Aさんのように綺麗な方にはもっとまともな方が相応しいですよ」

･･･また「まとも」

二人の様子をこっそり窺っていたマスターと

2階から1階の様子が見える席に移動して見下ろしていたチャンミンは

店の入口にいる人影に気付いた