JEJUNG 僕は君を愛してる４ (ページ15)

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迷惑な客ページ15

PM9:45

何も変わらないお店でいつものようにお酒を提供する

でも今日は違った･･･

一番人気のマキちゃんがヲタクのような男性に絡まれてる

ﾏｷ「お客様やめてくださいっ」

ｱﾕ「先輩どうしよ･･･こういう時に限ってオーナー会合に出かけてるんだから」

ここはやっぱり年長者の･･･

「私が行く」

｢｢｢｢え?!｣｣｣｣

スタッフが心配する中、マキちゃんがいる席まで行った

「お客様、うちはそういった営業は行っておりませんので･･･そういった行為は他店でお願いいたします」

一礼してから

「マキちゃんおいでっ」

ﾏｷ「先輩(涙)」

ﾏｷちゃんは私の後ろに隠れた

迷惑客「俺は客だぞ!?客が何しようが別にいいだろ!!客は神様なんだろうが」

なにこいつ･･･

「お客さまだからっと言って何してもいいってことはありません!」

迷惑客「じゃぁお前が俺の相手しろよ!そしたら帰ってやるから(笑)」

冷静を保つ線が切れる音がした。

「(怒)･･･えぇ加減にせんにゃーしばき倒すよ!!?あんたこそ何様なん？あんたのせいでどんだけ周りのお客さんが嫌な思いしとるか考えてみんさいや!あんたみないな頭悪いやつが来るとこじゃないんよ!さっさと荷物持って帰りんさいや!!!」

拳を作ってた手が震えてた

自分でも我を忘れてることに気付いた

でも気付いた時にはもう遅し(涙)店内はシーーーンとしてます

迷惑客「ははははっあー恐!何この女!ヤクザか?何ムキになってんの?超ウケル(笑)」

「――お代は結構ですのでお帰りください…」

客「そうだ!!お前みたいなやつが来る資格ねぇよ!さっさと帰れ!」

SF「お願いします!お帰りください」

気付いたら店内にいたスタッフとお客さままでが声を発してた

迷惑客「なんだよ、ばっかじゃねーの!?やってらんねぇ～こんな店二度と来るか!!」

そう言い捨ててやっと帰ってくれた

ドッと緊張が取れて、その場にしゃがみ込んだ

すると店内は拍手に包まれた

客「よ！桃ちゃん!かっこよかったよ!!」

ﾏｷ「先輩ありがとうございます(涙)」

客「よし、今日は桃の為にボトル空けよう!!」

「みんな･･･ありがとうございます!ありがとうございます!!」