JEJUNG 僕は君を愛してる２ (ページ10)

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謝罪ページ10

正午を過ぎた頃

未だに帰宅してから着替えるわけでもなく

仕事に行ったときの服装のまま部屋に居た私･････

部屋に戻ってから

ずっと思ってたこと

会えるかどうかなんてわかんないけど

けど、もし会えるなら

一言謝りたい…

そう思ってマンションを飛び出してタクシーに乗り込んだ

―About―

アバウトの前でタクシーから降りた

もちろん店はまだ開店時間じゃないから開いてない

それでも前みたいに居るかもしれないと思って

店内の様子を外から伺うけど

人の気配はない

入口の前に座りこんで顔を伏せてた

どれくらいそうしていたか分からないくらい時間が経って

『もしもーし？大丈夫？』

そう言われ肩を揺すられて顔をあげると

アバウトのマスターが心配そうな顔していた

「ぁ、マスターさん････ごめんなさい･･･私」

立ち上がろうとするけど力がなかなか入らずにヨロけてしまいそうになる

ﾏｽ「大丈夫？すぐ開けるから中に入って」

マスターさんに支えられながら店の中に入るとカウンターの長いすに

座らされ、カウンターの奥にあった掛け時計を見ると

短い針は３時を指してた。

ﾏｽ「確かAちゃんだったかな？」

「はい」

覚えてくれてたんだ

ﾏｽ「忘れものがあったから取りにきたんだけど戻って正解だったね(苦笑)取りに戻ってなかったらずっとあそこで待ってたんだろうからね(笑)」

「････すみません(汗)こんな時間にきてしまって････」

ﾏｽ「ホットミルクどうぞ♪落ち着くよ」

「ありがとうございます････」

マグカップに入れてくれたホットミルクを

両手で支えながら、ひざの上に置いて見つめる

ここに来たって会えるわけじゃないのに

マスターさんにまで迷惑かけて

私･･･なにやってんだろ･･･

沈黙だけが続く店内に

それを破ったのはマスターさんだった

ﾏｽ「ジェジュンに会いにきたの？あいつ確か今週は来ないって言ってたなぁ～電話してみようか？」

「大丈夫です！！･･･ほんとに」

重苦しい空気だけがまた流れてると

お店の扉に設置された鈴が響き渡る

YC「あっれ？マスター！もういるじゃん♪」

テンション高めに登場したのはユチョンさんだった