特別な私の皇帝【野坂悠馬】 (ページ29)

今日:1 hit、昨日:64 hit、合計:92,978 hit

気になる夢ページ29

永世学園のこと調べたらほんとにあのタツヤだった。

『永世の貴公子』。野坂が戦術の皇帝みたいにタツヤにもあるんだ。

ん…、私ってなんかあんのか？

ライセンスカードはあるけど、勝手に野坂が作ったから全然見てない。てかどうやって勝手に作ったのか…。

…あーぁ。野坂が管理してるんだった。

私のなのになんで野坂が持ってんだよ…。

諦めて永世のことをできるだけ調べる。

『ゴッドストライカー』。あ、こいつか。カットされてたの。

吉良ヒロト。父親が吉良スター製薬の社長…って、あの着物のやつじゃん。タツヤの親じゃなかったのか？

吉良星二郎。永世学園の関係者でお日さま園の創立者。お日さま園は孤児の施設。

タツヤはお日さま園のやつなんだ。だから父さんって呼んでたのか。

そして私を引き取った。別にいいのに。私はあのときは一人でもなんともなかったし、平気だったから。

永世学園のサッカー部は最近できた。けどフットボールフロンティア初出場で本選…。めっちゃ強いじゃんか。

吉良ヒロトは予選の得点王。やや強引なプレイをする。

見た目もだけど不良っぽいな。こんなやつが社長の息子って。

永世学園…。なんか興味が湧くな。試合を見ればお日さま園のときのこと思い出すかもしんんねぇし。

“ねぇ君！一緒にサッカー、やってみない？面白いんだよ！
ね！？僕たち、前からサッカーやってたの！”

“俺は暇だからやってるだけだし。”

“サッカーなんて、私興味ない。”

“そんなこと言わないで？
ねぇ、いつかさ、フットボールフロンティア一緒に出てさ、そんで、日本一、目指そうよ！”

その日の夢は懐かしい気がした。そして、なんとなく誰かに似てた気がして気になっている。