【テニスの王子様】向日葵はいつも私を見ている

拾漆輪目 ページ18

翌日、午前8時30分。私は悩みに悩んでいた。




｢何を来ていけばいいのかわからない。｣

私は、陽葵や前の学校にいた女の子の友達と出かけたり遊んだりすることはあったが、男の人と休日に会うということが一切ない。

つまり非リア。


普通に女の子の友達と遊ぶ時の私服でいいのかな……？


って言っても今日はあくまで勉強会だからそんなに羽目を外す訳にも行かないかもしれないという訳でも無いかもしれないが……？？？？？？



｢わからない。……はぁ……。｣


いつの間にかため息をついていた。

｢んー？どうしたのよA。ため息なんかついて。｣

お母さんがひょっこっと顔を出してきた。

｢……いや、同じクラスの男友達と勉強するんだけど……。何来ていけばいいのかわからなくて……。｣

ありのままの悩みをお母さんに伝えた。

｢Aからそんな言葉が出てくるなんて……。実質デートじゃない！！デート！！｣

お母さんは私の目の前で目を大きく開いて、開いた口が塞がらなくなってる。

｢そんなに驚かなくてもいいのに……。｣


｢まぁ……。とにかく！お母さんに任せなさい！｣

｢……。昭和ファッションとかしないでよ。｣


｢一応ヒル○ンデス見てるから大丈夫！ファッション雑誌だってしっかり読んでるし……。昭和生まれだけど35歳だよ！！｣


任せて大丈夫なのだろうか……。

拾捌輪目→←拾陸輪目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す