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次の日
「あ、北くん」
北「藤田、おはようさん」
「おはよう、昨日は助かったわ。ありがとう」
北「気にせんといてな」
そう言って、お互い教室に向かう。
昨日は、あの後は送ってもらった。
どうやら同じ方向やったみたい。
「(気づかんかったな)」
それもそか。うちとは家出る時間も違うしな。
たまたま今日会ったのも、うちが卒アルの写真を撮るために早く来たからやし。
それにしても眠いなぁ。
北「なんや藤田。眠いんか」
「せや、卒アルの写真撮るために早う来たから」
でも、何かが今日は違う。
この眠気は…
「…ほんまか((ボソッ」
北「どないした?」
先々週なったばかりやないか。
「なんでもないで。せや、職員室来るように先生に言われておるんよ。
だから北くん先行っとって」
北「そか、気ぃつけてな」
北くんを先に行かせた。
気を抜いたら今すぐにでも寝てしまいそうや。
【保健室】
ガラッ
先生「あら、藤田さん?」
「せ、んせい…」
先生「眠いんやね?」
「…は、い」
先生「病院の先生に電話しとくで?」
「コクッ))」
先生「安心して眠りにつくとええよ」
先生達は知っとる。
私がクライネ・レビン症候群(クライン・レビン症候群)
通称
"眠れる森の美女症候群"
であることを。
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作者名:黒雪-クロセ- | 作成日時:2014年10月13日 12時